| 質問: |
先生は鉄夫とおっしゃるんですね。強そうな名前ですね。 |
| 先生: |
ははは。私の名前の鉄は金を失うと書くんですよ。それでいいんです。 |
| 質問: |
なにか目指している医療はありますか? |
| 先生: |
私のモットーは心と体を含めて診る、心身相関ですね。また、こんな風に言うと誤解されるかもしれませんが、安らかに死ねるような医療を目指しているんです。ホスピスのようなね。病院で最後を迎えるのではなく、自宅で最後を迎えさせてあげたいんです。 |
| 質問: |
そのためになにかしておられるんですか? |
| 先生: |
現在は11人の方を往診しています。在宅ホスピスのような感じですね。往診の方には私の携帯番号も教えるんです。いつ様態が悪くなってもすぐに駆けつけられるようにしてるんですよ。でも案外、人は自宅に帰ったら良くなるもんで、退院したら元気になったおじいちゃんとかたくさんいるんですよ。やっぱり人は自分の家が一番なんです。好きなものを見て、好きなことをして、家族に囲まれるのが一番ですよ。 |
| 質問: |
なぜそのような医療を目指しておられるのですか? |
| 先生: |
実は私の父も最期は病院で亡くなりまして、その時はそれが父にとって最善の治療と思っていたのですが、たくさん管を付けられて辛そうな父の姿を見ていると疑問を感じました。昔は自宅で家族に囲まれて、自然と亡くなっていったものですが、それが人として一番幸せではないのかなぁとね。。。それからホスピスや末期医療に関心を持ち始めたんです。 |
| 質問: |
他にも大切にしておられることはありますか? |
| 先生: |
アホなことを言って患者さんを笑わせることですね。そして、患者さんに明るい希望を持たせることです。以前に勤めていた病院では、患者さんに冗談を言って笑わせるなんてことをする余裕はありませんでしたが、ここでは患者さんにアホな冗談を言って笑わせられるんですよ。 |