がん免疫治療

がんの食事療法

PET検査

「がん細胞はブドウ糖を多量に集める」

この事を利用して癌の転移巣を見つけるPETという検査があります。がん細胞は嫌気性代謝しかできないため多量のブドウ糖を欲しがり、正常組織の数倍のブドウ糖を必要とします。

左の図は乳がんの多発肝転移の症例。明るく見える部分は、腎臓を除きブドウ糖が集まった癌の転移巣です。

イメージ:乳がんの多発肝転移の症例

一番には低カロリー

代謝の激しいがん組織は、低カロリーにすることにより強いダメージを受け増殖速度が低下します。
組織を休眠状態にすることによってエネルギー切れに耐えようと変化します。いわゆるがんの休眠状態です。
アトピー性皮膚炎でも紹介したように、細胞内には長寿遺伝子が存在し、30%のカロリー制限をすることによって患者さんの寿命は延びます。面白いことにがん細胞内にも長寿遺伝子は存在し、カロリー制限を行なうことで分裂速度のおとなしい細胞に変化します。[腹八分に医者知らず 腹六分に老(おい)知らず]は有名な養生訓です。

二番目には抗酸化、高ミネラル、高ビタミン

多量のフレッシュな野菜ジュースを中心に、ときにはサプリメントで補給して、正常細胞の活性を高めましょう。

三番目には食物繊維や免疫物質に富んだ食品を良く噛んで食べる

炭水化物はパンや麺類を避け、玄米などの食物繊維や免疫物質に富んだ食品を良く噛んで食べましょう。

小麦粉から作るパンや麺は、素材が粉のため消化吸収が良い分、血糖が上昇しやすくなります。
食物繊維の多い食品は、良くかむ事で満腹感が得られるだけでなく、食物の消化が進み便は醗酵便に変わります。玄米は免疫を上げるアラビノキシランを含んでおり、食物繊維を分解する正常な腸管細菌叢は多くのビタミンや酵素を作り出してくれます。

四番目にはたんぱく質は大豆蛋白か青魚

最近の研究では、がんの悪液質の改善に青魚のEPAが優れた効果を持つ事がわかってきています。悪液質とは、がん組織が出す免疫かく乱物質により、本来自分を守る免疫が自分自身を弱らせてしまう状態を言います。微熱 倦怠感 食欲不振等です。そういう状態にならないように自分自身での健康管理が必要です。納豆などの醗酵食品は腸管免疫を高め、O157等の病原性細菌の感染などを抑制してくれます。動物性蛋白の過剰摂取は腸管腐敗を起こしやすいため、なるべく避けたほうが良いでしょう。。

五番目には油脂はαリノレン酸系の油脂 アラキドン酸を減らしEPAを増やす

アラキドン酸は、植物油のリノール酸から体内で作られます。
リノール酸を含む油脂の大半は、アメリカ産の輸入大豆油かコーン油で、サラダ油・てんぷら油として市販されており、アラキドン酸はプロスタグランジンE2やロイコトルエンという生理活性物質に変わって組織の腫れ・発熱・痛みなどの炎症を起こし、免疫をTh2タイプに変化させ悪液質を悪化させます。
αリノレン酸(アマニ油 しそ油)は体内でEPAに代謝され炎症を鎮めます。
マーガリン・コーヒーのフレッシュ・ポテトチップス・ファーストフードなどは禁忌です。どうしても揚物が食べたいときはオリーブ油を使って下さい。

六番目には腸内細菌

正常な腸内細菌叢を腸内フローラと言います。腸内には100兆個、1000種以上の細菌が共存しています。
最近の腸内フローラ研究は、従来の細菌の培養から菌を調べるという方法に代わって、DNAを直接調べるPCRやシーケンスという検査法が登場してから、この数年で急速に発展してきました。
腸内細菌が悪いと病気を生みだし、良いと免疫を改善させたり代謝を改善させ体調を整え、脳の代謝や性格にまで影響を与えていることが判ってきています。
植物に例えて言えば、食事は土、腸は根っこ、腸内細菌は土の中の土壌細菌です。
植物も土が良いと根の張りもしっかりして病気にもならないし、多くの花を咲かせて多くの実を着けます。
反対に土が悪いと病害虫にやられ、殺虫剤を撒いても植物自体がやられてしまう悪循環になってしまいます。 抗がん剤などの薬は、癌を治すというより体内のバランスをとるのだと考えれば良いのです。根本は今までの腐った土を入れ替える事です。根本的な治療は、あなた自身が行なうことなのです。
がんが育ちやすい環境を作り出しているのは、自分自身だという自覚が大切です。
あなたが美味しいと感じる肉やクリーム、お菓子、お酒は腸内細菌が望んでいるものとは違うかもしれません。豆乳ヨーグルト等の発酵食品を毎日少量ずつ摂取したり、食物繊維の多い食品や羅漢果などのカロリーの少ないオリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やしあなたを助けてくれます。

七番目には感謝して食事をいただく事

食事を頂く時の最も基本  人間が作り出したエネルギーや物質というものは根源的にはどこにも存在せず、100%大自然からのお恵みです。生かされているという感謝が全てを支えてくれると感じます。食事時はテレビを消して食事に集中します。舌の感覚に集中して食べものに感謝し、あなたと1つになってゆく事をイメージして充分に咀嚼して頂きます。
末期癌から不思議な治り方をする人たちは、癌である事でくよくよせず、今を楽しみ、感謝と喜びで生きている人たちです。脳から分泌される脳内モルヒネ(オピオイド)は癌細胞をアポトーシス(自己融解)させる働きがある事が判っています。

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