治療の現場から

       

新型コロナウイルス予防接種に対する当院の基本的な考え 令和3年9月30日

2021.09.30治療の現場から

ナチュラルクリニック21 院長 久保 賢介です。

久保院長プロフィール写真

この夏からの新型コロナウイルス陽性者の急増や、予防接種の対象者が一般年齢の方にも拡大したのに伴い、通院中や退院後の患者さんから、「接種をどうしたら良いか?」という相談が寄せられるようになりましたので、私の考えをまとめて記します。

開業医である私は、地元の通院患者さんを内科医として診ているのですが、専門はアレルギー科の医師としてアレルギー患者さんの免疫変換治療法を研究・提唱しています。

また、臨床研究者として人の免疫の変化を研究していて、免疫細胞が出すサイトカインという物質やリンパ球のmRNA発現を測定し、特に乳幼児期の免疫発達を研究テーマとしています。

ナチュラルクリニックというように 自然の摂理を大切にして人間を自然の一部とみなす価値観に立った視点から、私なりの新型コロナに対する対応を考えてみました。

ただし、あくまで私の意見ですので、参考になさるのは結構ですが、みなさんは自分で情報を吟味して接種するか否かを決めて下さい。

私の基本的な考え

■50才以上の人は接種するほうが良いのではないか。

■40才代は、基礎疾患を持つ方や睡眠不足、過食、過飲、過労など生活習慣が悪い人だけ打てば良い。

■30代以下は、基礎疾患を持つ人や生活習慣が悪い人以外は、基本的に打たない方が良い。特に、今後子どもをもうけたいと考えている人は打たない方が良い。

■未成年者は、免疫不全や障害を持つ人以外は接種リスクの方が高いと考えられ、原則的には打つべきではない。

■重症アトピー性皮膚炎患者あるいはその既往がある人、重症の自己免疫疾患を持つ人は悪化の可能性が高く、なるべく避けた方が良い。

そして、国内での新型コロナの現状と終息に向けてを整理すると

□現在(令和3年9月)の日本の状況→高齢者のワクチン接種が終了・感染の主体は若い世代。陽性者は増加したが、重症化率は非常に減少している。

 現在使われている新型コロナワクチンで得られる免疫は効果時間が短く、接種回数が増加すると副作用の増加が懸念される。

 若い世代ではワクチンなしの自然感染を勧め、ワクチン接種者でも重症化リスクの低い人は自然感染をすることで強固な免疫を得る事が必要だと考えられる。

以上のことから、各種の制度変更が必要であると考えています。

次に、私がこう考えるに至った経緯やデータをご紹介します。

新型コロナの危険性はどれほどか

見る側・読む側が冷静に

新型コロナのテレビや大手メディアの報道を見ていると、中立な報道ではなく世論をある方向に向かわせる意図が明確に見て取れます。

1週間前や1ヶ月前といった都合の良い時期の数値を持ち出して無理矢理「増えている」とこじつけて不安を駆り立てる。

あるいは、ある不幸な結果になった1症例やある病院のある医師の発言を一般論のように報道し、不安を駆り立てるといったやり方です。

報道機関にとっては、不安感や恐怖感こそ視聴率や売り上げをあげる重要な要素であることは判ります。

しかし、報道を中立で真実だと思い込まされると、日本人の得意の全体主義や集団心理が作用して行動がエスカレートします。その1つが新型コロナワクチンにも現れているように思います。

2021年9月7日には全国で10605人が陽性となり62名の死亡者がいましたが、陽性者200人に対して1名が亡くなるというのは重篤な感染症と言えるのでしょうか。なぜ大騒ぎしているのだろうと不思議に思います。

日本では毎年約130万人が亡くなって84万人が生まれています。毎日3500人が亡くなっているのが日常なのです。

制度の変更も必要

新型コロナ感染症での混乱は重症病床が足りない事が最大の理由であるようですが、政府が重点的に資金を集中させれば病床数は増やせるだろうと思えます。

また、指定感染症の分類指定を通常のインフルエンザと同等にする事により、開業医の初期治療を優先させ、重症化を防ぐ事ができれば問題の解決が早まりそうです。

問題を早期に解決するには、自然感染を徐々に増やして強固な集団免疫を作り上げることの方が、自然の摂理にかなった最適なやり方ではないかと自然療法が大好きな私には思えます。

事実を冷静に見ると

現在の状況を数値や統計グラフを基に整理したいと思います

■新型コロナ下、日本ではで死亡者が減っている。

多くの先進国は新型コロナで年間の死亡者は増加しているのに対し、日本では逆に死亡者が減少しています。過剰な反応ぶりが良く分かります。

厚生労働省が発表した人口動態統計によると、パンデミックが起きた令和2年の国内死亡者数(コロナも含めたすべての死亡者)は137万2755人と、前年の138 万1093人より8338人減少しています。
死亡率(人口千対)は概算値しか見つけられませんでしたが、11.1% と前年の確定値 11.2% より低下しており、確定値も大きな変動はなさそうです。

なお、死亡者数は減少していますが、令和2年の国内自殺者数は20243人となり、対前年比で818人増でした。自殺者の増加は、コロナによる社会不安や経済困窮、人とのつながりの減少が一因ではないかと考えられます。ちなみに令和2年の国内での新型コロナ死亡者数は3414人です。

また、新型コロナで若年者はほとんど重症化しないことも、データ上では明らかです。

R2年人口動態統計

年代別重症化率

2021年厚労省資料より

次に、現在国内で使用されている新型コロナワクチンについて、得られているデータなどをご紹介します。

■新型コロナワクチンの信頼性

そもそもDNAワクチンやRNAワクチンは、実験段階の物をとりあえず使用している状態ですので、効果はおろか短期副作用も長期副作用も未だによく判っていません。

現在国内で使用されているワクチンは、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ社製の3種類で、どれもmRNAを使用しています。

接種部位の痛み以外の副作用発現率(倦怠感・発熱等)はいずれも非常に高く、1回目の接種で25~30%、2回目で50~60%と報告されています。

接種量を考えても、アメリカ人平均体重(男性87kg、女性74kg)と日本人の平均体重(男性64kg、女性53kg) を比較的すると、アメリカ人の方が36%~39%も重いのに、本当に同じ量で良いのか?など、判らない事が多い段階です。この部分については後ほど詳しく述べます。

また、mRNAは細胞内でコロナウイルスのスパイクタンパクを作った後は分解されるはずですが、細胞内には逆転写酵素が存在しますのでDNAとして残存し、長期に作用する可能性があります。

アストラゼネカ製は国内の集団接種では血栓の副作用から敬遠されており、40歳以下には打たない方針となっています。

モデルナ製は効果がファイザー製より若干劣るということでやや人気がなく、異物の混入騒動も起きています。最近では副作用の強さも懸念されます。

■新型コロナワクチンのリスク

厚労省の発表によると、令和元年シーズンのインフルエンザワクチンでは、5640万回の接種が行われ副作用疑いとして報告された死亡数は6名(0.000010%)でした。https://www.pmda.go.jp/files/000236873.pdf

対して新型コロナワクチンでは、接種後に死亡が報告された副作用疑い事例が令和3年7月30日までに919件に上ったと公表しています。※令和3年8月4日厚労省の専門家合同部会での発表

7月30日までに行われた接種回数は8400万回ですから、死亡例の報告率(0.00109%)だけで比較するとインフルエンザワクチンの100倍ということになります。https://www.kantei.go.jp/jp/content/vaccination_data5.pdf(首相官邸)

また、その死亡原因に動脈瘤破裂や梗塞、出血等血管性の疾患が多いことから、免疫の異常が血管内で生じている事が推定されます。アストラゼネカ製のワクチンは血栓症の発症が問題視され敬遠されていますが、私はファイザー製品でも同様の事が生じている可能性が高いと考えています。

また、心臓の炎症(心筋炎・心筋症)の発症も国内確定例で20例ほどあり、アメリカでは1226例報告されています。

7月上旬には中日ドラゴンズの木下雄介投手(27才)がトレーニング室で休憩中に倒れて救急搬送され、8月3日に死亡しました。

木下投手が倒れたのがワクチン接種から間もない(8日後)こともあり、ワクチン接種との関連性が注目されています。一方的に関連があると断定することは出来ませんが、当院での副作用疑いの事例などを鑑みると、何らかの関連があっても不思議ではありません。

新型コロナワクチンでは、医療機関が副作用疑いの報告に積極的であったという一面も否めませんが、死亡以外の副作用の報告は、忙しい臨床の場ではそうそう行われるものではありませんから、報告・公表されている副作用は氷山の一角であると考えられます。

厚労省の統計では、6/19~7/2では新型コロナ感染による死亡数(482人)をコロナワクチン後の死亡報告事例(201件)が下回っていたのに対し、7/17~7/30では新型コロナ感染による死亡数(157人)をコロナワクチン後の死亡報告事例(170件)が上回っています。

これらのデータを見ると、「新型コロナワクチンは効果が高く、危険性は極めて低い(深刻な副作用はまれである)」と結論付けるのは少し無理があるようです。

また、副作用の疑いがある死亡者を診た医療機関は、少なくとも患者さんの血清を凍結保存しておくべきです。
血清からサイトカインストーム状態を知る事ができるはずです。

当院での新型コロナワクチン副作用の経験

新型コロナワクチンのリスクをデータをもとにお話ししましたが、次に、当院で実際に経験した副作用が疑われる事例を紹介します。

当院では、令和3年5月~7月にかけて、65歳以上の地域のかかりつけ患者さんや近隣の高齢者施設の利用者・スタッフ及び当院スタッフの一部に522回(261人分)の予防接種(ファイザー製)を行いましたが、副作用が疑われる例を6例経験しました。

*91才 女性
・2回目の新型コロナ予防接種後、悪寒と39度の発熱が生じた。
・解熱剤を使用したところ翌朝37度まで下がったが、倦怠感や食欲低下が持続し、当院受診。
・検査の結果、WBC9800、CRP35.8、全身の強い炎症状態で入院となり6日間ステロイド点滴療法を行った。

CRPは肺炎でも10程度であることを考えれば、35という値がいかに高いかが判って頂けるはずです。
CRPの上昇は炎症性のサイトカインが異常に放出されている事を示しており、IL6をはじめとする炎症性サイトカインが多種・多量に産生される状態(いわゆるサイトカインストーム)であることは間違いないでしょう。この炎症により心機能も低下していました。91才の年齢を考えると驚きです。

*70代 女性
膠原病で通院治療中。
コントロールは良好であるものの認知症が進んでおり施設に入所療養中。
2回目の接種後、20日後の血液検査でCRP2.1、27日後の検査ではCRP4.8まで上昇。
ステロイド内服投与を行った。ワクチンによる免疫反応の悪化と考えられる。

*49才 女性 当院看護師
2回目の接種後、翌日より強い倦怠感が3日間生じ消炎鎮痛剤を8回内服。
接種から3日後の血液検査では、WBC2910、MONO10%、CRP0.51(普段は0.3以下)、白血球の低下と炎症値(CRP)の上昇が認められ 血中のマクロファージの上昇が生じている。
この血中マクロファージ上昇は、血中での炎症に関わる可能性が考えられます。

*44才 女性 当院看護師
2回目の接種後、翌日より微熱と強い倦怠感が3日間にわたって生じた。
接種後18日目に行った血液検査でも、WBC3560、CRP0.11(接種前は過去8回連続0.05以下)。
接種から18日目であっても、白血球の低下とCRPの軽度の上昇が続いているようです。

*80代 女性
軽症の潰瘍性大腸炎があり無治療で安定していたが、1回目の接種3日後から血便が生じHb10→7.6g/dlに低下。1週間の入院ステロイド内服治療が必要になった。

*40代 女性
軽症の慢性関節リウマチの患者。
無治療で経過観察中だったが1回目の接種翌日から関節炎が生じ、4日間は消炎剤を内服しても強い関節痛で眠れない程だった。5日以降も弱い関節痛が持続。

当院のような規模のクリニックでもこのとおりです。

新型コロナワクチンは、従来からあるワクチンより免疫刺激作用が非常に強く、この強い免疫刺激反応は既存の疾患をより悪化させるだけでなく、自己免疫疾患やアレルギー疾患発病の引き金にもなり得ます。

他院で接種を受けた医療関係者の話でも、40代で2回接種を受けた方の多くが強い倦怠感や発熱で苦しんだとのことで、本人も職場の集団心理に屈して2回目の接種が断れなかったことを悔やんでいました。
ある看護師はワクチン接種後両腕のしびれが生じ2か月以上持続しているとの事でした。

最近では、ワクチンの副作用が疑われる患者が連日のように外来受診なさるようになりました。以下はそのうちの数例です。

*40代 男性
職域接種でモデルナワクチン接種を2回受けたが、2回とも40度の発熱が3日生じた。
発熱後、過去4年間安定状態だった軽症のアトピー性皮膚炎が全身性の最重症タイプの皮膚炎にまで急激に悪化し、2回目接種の1ヶ月後に当院を受診。入院治療を受けることとなった。

入院時の検査結果ではIgE 15639、TARC 3906、好酸球13.5%と、ここまでは普通のアトピー性皮膚炎ですが、GOT92、GPT136、単球9.9%、CRP0.68と、接種から1ヶ月が経過しているにもかかわらず肝障害、炎症が持続。
入院2週間後の検査でも、肝障害・炎症はGOT114、GPT154、CRP2.06と持続しています。
肝炎ウイルス陰性・抗核抗体40倍

*50代 男性
アレルギーなし。2回目の接種翌日より顔、体に蕁麻疹や口腔内の異常感が生じ、2日後から両脇に湿疹が生じた。寒気が持続したため受診。CRP0.58↑、α2グロブリンの上昇があり体内の炎症が伴っていたが、ステロイド内服を処方し数日で改善した。

体験を通じてワクチン接種には強い不安を感じたが、金融機関の支店長をしており、「職場で話すと若い人たちが誰もワクチンを打たなくなるから話せない」と胸の内を語ってくれました。
そこには日本人らしい集団心理があり、みんなが口を閉ざしてしまうようです。
職域接種では見えない心理的圧迫が働いてしまいがちです。

*50代 女性
東アジア系の出身で日本在住。昨年母国に帰国した際に新型コロナに感染し、1ケ月間入院した。
日本に戻って8ケ月後に1回目のワクチン接種後、軽度の咳嗽(がいそう=せき)が生じ当院を受診。

接種9日後での血液検査ではGOT56、GPT114、ALP143の肝障害が生じており、KL6も2639と高値でした。
感染で肺線維症が生じていたようですがワクチンによる悪化も否定できません。
WHOも厚労省も感染歴のある人に対してもワクチン接種を勧めていますが、注意が必要だと感じます。

*50代 男性
まれに心房細動という不整脈が生じる事があるが、内服薬でコントロールされ半年は消えていた。
しかし、2回目のワクチン接種後から不整脈が再発し抗不整脈薬の内服開始となった。

*40代 女性
自己免疫性脱毛症(頭髪)の治療中だったが、2回の接種後に脱毛症が悪化、全ての頭髪の脱毛が生じた

*30代 女性
2回目の接種を行った1週間後から上半身を中心に痒みを伴う皮疹が生じ長期化。血液検査ではアレルギー反応なく原因不明。

*50代 女性
ガーデニングによるかぶれで通院治療中だったが、ワクチン接種後から湿疹が悪化。腕だけだった皮疹が体にも生じるようになりステロイド内服もプレドニンとして15mgの投与が必要になった。

*50代 女性
アトピー性皮膚炎にて外来通院していた。2回目の接種から微熱や顔の発赤が生じ、下半身の皮膚炎が非常に悪化。浸出液が生じリンパ節が腫れてステロイド内服治療が必要になった。

*60代 女性
2回目の接種後から顔全体の発赤、掻痒が生じて体にも発疹が出るようになり当院を受診。ステロイド内服を3週間行い改善。

新型コロナワクチンは40代以下からは副作用が強まる傾向があることだけでなく、死亡者以外にも数多くの副作用が生じている事や、自己免疫疾患、アレルギー疾患を増悪させる可能性が非常に高いという事を知るべきです。

ワクチン接種と年齢の関係

免疫が強い若者ほど、予防接種による副作用も強く生じる傾向があり、若者は感染して重症化・死亡するリスクよりも予防接種のリスクが上回っている可能性があることも忘れてはいけません。

自衛隊の職域接種(モデルナ製ワクチン)での調査では、3,772人の方が2回接種の接種を受け(1回目は1万2253人が接種)、このうち2回目の接種翌日に37.5度以上 発熱があったのは78.4%で、38度以上も61.9%にのぼり、接種2日後にも約2割に発熱があったと報告されています。倦怠感は8割を超えて9割近く、頭痛は6割に生じています。
※令和3年7月21日 厚労省厚生科学審議会議事録よりhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20154.html
※対象者の約95%が男性で、年齢層は20歳代が20%、30歳代が30%、40歳代が35%、50歳代以上が15%。自衛隊なので高齢者はほぼいません。

38℃以上の発熱が62%に生じるのはやはり異常です。

これだけの炎症が生じているとき体内では抗体が作られるだけではありません。

炎症を引き起こすサイトカインという免疫物質が多量に産生され、サイトカインストーム(免疫の暴走)状態になって頭痛や高熱、強い倦怠感を引き起こしてしまいます。

また、アレルギー反応や自己免疫疾患を悪化させたり、心臓や血管内、肺、肝臓、腎臓など全身で炎症が生じたりする場合もあります。

これらの副作用が一過性で終わればまだマシですが、最悪の場合は命を失ったり、新しい病気が発病し長期に苦しむ事になったりもしかねません。

異常だと感じるのは私だけかと思っていたら、以下の記事を見つけました。
同じ考えの専門家がいて安心すると同時に、一層危機感をも持ちました。
どうして誰も止めないのでしょうか・・・ちなみに職域接種はほとんどがモデルナ製ワクチンです。

https://www.iza.ne.jp/article/20210801-BJ3H6NMK4BPUZOCNC62FL5NYME/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_linkNEWS ポストセブン2021.8.1

続いて各国の研究や政府の対応をいくつか紹介します。

アメリカでの研究・新型コロナワクチンで強い炎症が生じる理由

米国のソーク研究所の報告では、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を単独で感染させたマウスに、肺と動脈の炎症が確認されたといいます。

スパイクタンパク質がいくつものサイトカインを放出し、血管や臓器に炎症を引き起こすと考えられています。
新型コロナウイルス感染症でみられる肺炎、心血管障害、脳血管障害、神経疾患、血栓症といった多様な症状は、ヒトの細胞に感染した新型コロナウイルスのスパイクタンパク質によって生じる可能性が高いということです。https://hc.nikkan-gendai.com/articles/276567

接種局所の痛みだけでなく高熱や強い倦怠感が続くことは、局所で作られたウイルスのスパイクタンパクが血中に入り全身で炎症を引き起こしていると思われます。

スパイクタンパクは主に各臓器の臓器ACEレセプターに付着あるいは抗原抗体複合物として沈着し臓器の炎症を引き起こしているのではないでしょうか?

イギリスでは18歳未満の若年者はワクチン接種せず

次に英国での研究です。イングランドでは2020年3月から2021年2月までに、251人の子どもが新型コロナウイルスの感染症で集中治療を受けました。これは5万人に1人の割合となります。
また、同期間に新型コロナで亡くなった未成年は25人と、200万人に1人の割合でした。
そして、亡くなった若年層について、以下のことがわかったと発表しています。

■死者の大半が、命に関わる疾患や基礎疾患を抱えており、25人のうち13人には神経系の障害があった

■亡くなった25人のうち、過去5年間にこうした基礎疾患が記録されていなかったのは6人だった。※ただし、疾患が見逃がされていた可能性もある

ユニヴァーシティー・コレッジ・ロンドンと、ヨーク大学、ブリストル大学、リヴァプール大学の各大学で行われたこの研究結果は、英国のワクチン諮問委員会で協議され、同国では現在、18歳未満は基礎疾患などの有無にかかわらず、ワクチン接種事業の対象外となっているそうです。

「基礎疾患や神経系の障害がない未成年者では、新型コロナ感染で死亡するリスクは非常に低いため、予防接種も必要ない。」というのが英国の選んだ結論で、非常に合理的な選択だと私は思います。

アメリカでも16歳以下は3回目の接種は行わない。

アメリカFDA(食品医薬品局)の委員会は9月17日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種の必要性についてファイザーのワクチンを対象に検討を行い、16歳以上を対象とする案を反対多数で否決したうえで、65歳以上の人や重症化リスクの高い人を対象とする案を全会一致で承認しました。

複数の委員からは、現在のデータでは特に若い世代で追加接種によって得られる効果が心筋炎などの副反応のリスクを上回ることが示されていない、などとする意見が出され、まず16歳以上の人に対し3回目の接種を可能にする案については反対多数で否決されました。

そのうえで、65歳以上の人や重症化リスクの高い人に対して3回目の接種を可能にする案については、追加の接種による利益がリスクを上回るとして、全会一致で承認されました。(NHK 2021年9月18日報道 )

とあるように年齢によって危険性、リスクとベネフィット(利益)が変動する事を大半の専門家が認めています。

安全性に本当に問題がなければすんなり3回目を承認するはずですが、反対多数で否決しています。

日本での大問題は若年者のアレルギー体質

日本の若年者のアレルギーは急増していて、高齢者の体質とは全く異なることから、ワクチンでのアレルギー悪化などの被害は高齢者とは比較にならないだろうと私は予想しています。

我々医師が日常の診療で抗生物質を感染症患者さんに点滴しても、高齢者がアレルギーを起こす事は非常にまれですが、若い人ほど薬疹が出やすい傾向があります。インフルエンザの予防接種でも若い人ほど驚くほど副作用が多くなります。
現代の日本は、全国民の半数以上が何らかのアレルギー疾患を持つアレルギー大国であることも自覚しなければなりません。

若年者はアレルギー体質が強い 新型コロナ予防接種での副作用が懸念される

日本人のアレルギー体質は1960年代から急速に悪化していて、何らかのアレルギー疾患に罹患している国民は2005年には全国民の1/3だったのに対し、2011年には約1/2と急速に増加しています。(厚生労働省 健康局 2016.2)

アレルギー有症率

子どもアレルギー有症率

環境再生保全機構HPより

アナフィラキシー有症率

アナフィラキシー有症率

アナフィラキシー有症率は2005年から2013年までの8年間で3倍に増加。若年者ほど危険性は高い。

出典:『アレルギー疾患に関する調査研究報告書 平成19年(2007年)3月』文部科学省 アレルギー疾患に関する調査研究委員会
『平成25年(2013年)度 学校生活における健康管理に関する調査 事業報告書』公益財団

新型コロナワクチンはどの程度効果があるのか

ファイザー社が提示しているワクチンの予防効果(90%)があくまで理論値であって現実は全く違うということは、国民の約60%が2回接種を終え、集団免疫を得たはずであったイギリスやイスラエルの状況を見れば明らかです。

各国のデータや公表されている研究結果から、ワクチンの予防効果がしっかりと得られるのは3ヶ月程度ではないかと私は考えています。

イギリスのケース

イギリスでは7月初頭には全人口の約50%が、7月21日には約55%がファイザーワクチンの2回接種を行い一旦感染者数は大きく低下しましたが、効果は長続きせず7月20日頃の新規感染者数はパンデミック発生以降2番目のピークを迎えています。
ワクチンは短期間しか感染を予防することはできませんが、重症者や死亡者を減らすことはできています。

英国推移

2021.9.29
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/united-kingdom/

イスラエルのケース

世界に先行してワクチン接種を勧めたイスラエル(人口約900万人)は、4月には一旦感染を抑制したかに見えましたが7月には感染者が増加。

ファイザーワクチンの接種率は全人口の66%となり、集団免疫を獲得したはずだったが感染は急上昇して接種前より増加しています。死者数も上昇してワクチンの効果があったとは言い難い状況となりました。

8月からは、2回目の接種後5カ月以上が経過している60歳以上の市民に対し3回目の接種を行い、その対象を拡大。9月中旬になって感染症・死亡者ともに減少傾向となっています。

イスラエル推移

保健当局は、ワクチンの重症化を防ぐ効果が時間とともに下がってきたことを最新データが示していると説明している。当局によるとワクチンの重症化を防ぐ効果は、当初の発表値である97%から81%に下がっているという。

ブースター接種

ファイザー社は「初めのワクチン接種から6~12ヶ月後にはブースター接種(免疫を刺激するための2回目以降の接種)が必要になる」とする同社のスタンスを裏付ける結果を2021年7月28日追加提示しました。

ファイザーによる臨床検査では、2回目のワクチン接種から8ヶ月が経過すると、全ての年齢層で抗体が無力化したことを示しています。

アメリカ・ブラウン大学の研究
予防接種で得た抗体価は半年後には84%低下する

ファイザー製ワクチンを2回接種済みの介護施設居住者や医療従事者など計212人を対象に血液中の抗体量を測定したところ、全対象者の抗体量が接種完了から2週間後に比べて半年後には84%以上減少していたとのことです。

逆に言えば、たった半年で抗体量が約16%まで激減してしまうということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000228184.html

藤田医科大学の調査
時間と共にワクチンの効果が低下する(3ヶ月で75%低下)

愛知県豊明市にある藤田医科大学は2021年8月25日、ファイザー社製のワクチンを接種した大学の教職員209人を対象にした調査結果を発表した。
名古屋テレビによると、血液中のウイルスに対する抗体の量を調査したところ、1回目の接種から3か月後の抗体の量は、2回目の接種から14日後と比べ、約4分の1にまで減少したという。
「接種後3か月ぐらいの時点で割と急激な減衰がみられて、その後少しずつ下がっていく」(藤田学園新型コロナ対策本部の土井洋平対策本部長)
年代別や男女別で抗体の量の平均値を比較したところ、年代・性別を問わず、同様の減少がみられたという。
https://www.j-cast.com/trend/2021/08/28419089.html?p=all

イスラエルやイギリスの実際の感染者数を見ているとやはり、3ヶ月程で感染予防効果がなくなると考えるのが妥当だと考えます。

2回接種しても感染者のウイルス量は未接種者と変わらない

ワクチンの感染予防効果が下がったとしても、なおも重症化は防ぐ効果はあるといわれていますが、米国の報告では、デルタ株の割合が感染者の90%を占める状況下において、2回のワクチン接種完了後14日以上経過してから新型コロナに感染した者とそれ以外の感染者では、検出されるウイルス量(Ct値)は同じであった事が報告されています。ワクチン接種者も他者への感染抑制力はないようです。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/10623-covid19-57.htm 

ワクチン接種を済ませた人の中には、ウイルスに感染して頭痛や鼻水といった風邪のような比較的軽い症状を見せる人もいるし、感染しても自覚症状が一切なく、”サイレント・スプレッダー(無症状のままウイルスをまき散らす人)”になる人もいる。

アメリカでは、90%以上の人がワクチン接種を済ませた複数の集団で、COVID-19の流行が確認されています。

ワクチンの効果が「重症化を抑えるだけ」であるのなら、重症化率が低い世代に打つ意味とは何なのでしょう。

自然感染での免疫獲得の必要性

これまでご紹介したデータや研究をまとめると、ワクチンの効果は長続きせず、「ワクチンによって集団免疫をつくる」という幻想は既に崩れていて、自然感染による完全免疫を得ることの必要性が明確になったと言えます。

ワクチンによる人工的なスパイクタンパクだけの抗体では感染を完全に防御することはできませんが、自然感染ではスパイクタンパク以外にも膜蛋白、エンベローブ蛋白、ウイルスゲノム等多様な抗原に対する液性免疫(IgM、IgA、IgGの各抗体)や、初期感染を防御する皮膚や粘膜の細胞性免疫を得ることができ、免疫記憶T細胞もしっかり形成されます。

ワクチンは自然感染と違い、皮膚や粘膜といった人体に備わった本来のバリア層を無視して直接細胞内で模擬感染を生じさせるため、人体本来のシステマテックな免疫機構を作る事はできません。
免疫記憶細胞は形成されて重症化を防ぐことが出来ると言われていますが、効果期間は不明です。

新型コロナワクチンに関わらずほとんど全てのワクチンによって得られる免疫は、終生免疫(一生続く免疫)にならない中途半端なものであり、新型コロナのRNAワクチンでは、その特徴が顕著です。

自然感染は強い免疫を作る

横浜市立大学の山中教授らの研究グループは、新型コロナウイルスに感染し回復した250人(平均年齢51歳)を対象に、感染から6ヶ月および12ヶ月後の抗体保有率を測定して発表した。

従来株では、感染後6ヶ月での抗体保有率は98%であったが、12ヶ月後でも97%と高い保有率がみられた。

Sustained Neutralizing Antibodies 6 Months Following Infection in 376 Japanese COVID-19 Survivors
https://www.news24.jp/articles/2021/05/20/07875268.html

上記の表は、神奈川県のしなだ呼吸器循環器クリニックさんのHPより
https://www.shinada-clinic.jp/menu/wakutinkouka.html
非常に判りやすいのでお借りしました。

自然感染での抗体は感染後も進化し効率化される。

国立感染症研究所が公表した情報によると、新型コロナウイルスに自然感染した方々の免疫の変化を10ヶ月間観察したところ、抗体量は次第に低下するものの、これに反比例して変異株等に対する抗体当たりの中和活性は時間経過と共に高くなり、抗体の質が高くなっていたとの事で、自然感染では長期の感染防御が期待できることがうかがえます。

抗体の質的向上図

国立感染症研究所HPより

https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/immunology/10494-imm-2021-01.html
*Temporal maturation of neutralizing antibodies in COVID-19 convalescent individuals improves potency and breadth to circulating SARS-CoV-2 variants    Saya Moriyama Yu Adachi Takashi Sato

インドの感染者減少は自然感染の拡大による集団免疫

13億の人口を有するインドでは、成人している11億人の内、必要回数のワクチン接種を完了したのは1割の約1億7100万人で、4割の約5億5000万人が1回のみワクチン接種を受けました。

集団免疫に関しては、インド医学研究評議会(ICMR)が7月に約3万人を対象に行った抗体調査で、ワクチン未接種者の6割以上が新型コロナの抗体を保有していたと発表しました。※インドのメディアなどが報道

インド国内の感染者の推移を見ると、2021年5月初めには1日40万人が感染していたが、9月末には2万7千人(ピーク時の7%)に減少している。

インド推移

2021.9.29
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/india/

このような自然免疫を得るのに少なくとも40万人、多いとその10倍の死亡者が出たことになりますが、今後はいち早く復興するのではないでしょうか。

日本はインドのいいところを真似て、犠牲を最小限にしながら自然免疫を得る道を進むべきだと考えます。

世界から見た日本の状況を確認する

国別死者数100万人あたり

札幌医科大学のサイトより 2021年9月28日までの統計

世界的な流行の初期から言われていることですが、新型コロナによる100万人あたりの死者数を見ても、日本を含むアジア・オセアニア圏と北南米やヨーロッパでは大きな差があることから、何らかの因子(いわゆるファクターX)が存在するのだとも考えられます。

世界でも指折りの大都市・過密都市である東京で感染爆発が生じていないということには、まだ判明していない何らかの理由があるはずです。日本人の几帳面な国民性、行動抑制の努力、関係機関の努力の結果である事も当然の要素です。

ワクチン接種率

日本の予防接種率は70%に迫っています。

もう一度、若年者の状況を考える

厚労省サイト 「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」より
累積の陽性者の年齢分布では50代以下が大半を占めています。この傾向は週次の統計にも共通します。

こちらは、週次の重症者数です。
重症化のリスクは40代から上昇することが判り、最も陽性者が多い20代をはじめ30代以下の重症者はわずかです。また女性は重症化しにくい傾向が見られます。

累積の死亡者は60代から増加しますが、60代以上の新規陽性者が陽性者全体に占める割合は高くありません。

この3つのデータを見るだけでも、高齢者を除けば仮に陽性となっても重症化する可能性は低く、若年者が死亡する可能性はとても低いことが判ります。

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識より(2021年9月版)

新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にあります。

また、重症化する割合や死亡する割合は、パンデミック直後と比べて低下しており、2020年6月以降に診断された人の中では、重症化する人の割合は 約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)、死亡する人の割合は 約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。

結論的には、新型コロナは30代以下ではあまり問題にならない感染症なのです。

小児では軽い感染で済むが大人が初感染すると厄介だというのは、麻疹(はしか)や水痘(みずぼうそう)と似ています。小児はそれだけ免疫に即効性と柔軟性があるのです。

今後どうすべきか

ワクチン一本槍は危険

オリンピック後の感染拡大は緊急事態宣言による人流抑制で収まったようですが 今後、3~6ヶ月しか感染予防効果がないワクチンに頼っていても仕方がないのではないでしょうか。

いつまでも感染が収まらないイスラエルやイギリスの二の舞になるだけでなく、ワクチンの接種回数が3回以上になった場合には、ワクチンに対するアレルギー反応も接種回数が重なるごと増え、スパイク蛋白に対する抗体反応も極端に強くなる可能性が高まります。

ワクチン接種者の中和抗体の減少スピードが自然感染患者のものと比較して非常に速い事から考えると、人体は人工的なスパイク蛋白抗体の増大を異常として認識し処理している可能性もあります。

また、これだけ打っても感染拡大を充分に防げないワクチンを今後ますます世界中で打ち続けるという事は、ワクチン耐性ウイルスを生み出す確率が上昇し続けるとも言えます。

若者の接種判断は特に慎重に

若者はワクチンにより重大な副作用が生じる可能性が高く、長期化する副作用が生じた場合には、生涯その副作用と付き合って行かなくてはなりません。生殖機能に対する副作用も危惧されます。後になって決定的な異常が確認されても取り返しがつきません。

高齢者以外が主な対象となる職域接種は不要で、若者には安易に接種を勧めるべきではありません。
1回接種も選択肢です。私は64歳ですが実は1回しか打ちませんでした。

日本でのワクチン接種は任意で自己選択ですから、1回か2回は自身で決めればよい事です。
本人の選択を尊重しない接種勧奨や強要、同調圧力は、責任問題も含め非常に危険な行為です。

安全性が不確定なワクチンの接種を恐れるのは防衛本能からくる正常な恐怖心であり、「自分は大丈夫だったから大したことはない。恐れず打つべきだ。」というような言動も控えるべきです。

また、20歳未満のワクチン接種を推奨している自治体もあるようですが、自治体も、保護者であってもその子の一生に責任はとれないのですから慎重に考えるべきです。

自然感染者をコントロール下で増やして健全な集団免疫を作る

今後、すでに予防接種を済ませた人で免疫力のある人は、ワクチンで重症化が防げるうちに軽症感染をしておくことが大切だと思います。

都市部のコロナ病棟などに勤務する方々の苦労や、コロナ以外の疾患への医療体制を維持していくことへの困難は付きまといますが、オリンピック後の感染拡大時の1日約2万人が感染し死亡者65人という数値は、死亡者を最小限に抑えるという点においては、悪くない数値だと思います。

悲観的になる必要はなかったのではないか?と思っていた矢先に以下のグラフ(データ)を見つけました。

(高橋洋一さんtwitter より@YoichiTakahash)

日経新聞 チャートで見る日本の感染状況 より

この二つのグラフからわかるように、第5波は感染者が多いのに死亡者が非常に少なくなっています。

このような状況となった原因は

■第一に、感染者の90%が重症化率・死亡率の低い50歳代以下だったこと。

■第二に、重症化しやすい高齢者のワクチン接種が進んだことと重症者管理における医療技術の向上。

そして次に考えられるのは、「デルタ株は、感染力は高いが重症化しにくい性質なのではないか」ということです。

デルタ株は、感染性の上昇については研究者の意見が一致していますが、重症化については見解が分かれているうえ、デルタ株の中でも変異が生じている可能性があります。

しかし、感染性ウイルスの変異の方向性は「自己のDNAの拡散」です。宿主を重症化させず感染性を増す事がウイルスにとっての有効な生き残り戦略となりますから、毒性は低下してゆくはずです。

いずれにしろ、感染者は無症状又は軽症者がほとんどだという事ですから、ワクチンに効果がある(耐性ウイルスが発生していない)今の内に、若い人たちに自然感染が拡大する事は、集団免疫の形成においては大きなチャンスでもあるのです。

東京都重症患者数

東京都の重症者(都の基準)は9/30時点で107人、60歳以上が40.2%、40~50代が54.2%、30代以下になると非常に少なくなり、20歳未満はほぼ認められません。

若者の自然感染は必ずしも悪い事ではなく、ワクチンを2回打って1週間寝込み、3カ月程度しかもたない抗体を得るよりは、10日間自宅待機やホテル住まいをして、最低2年程度有効な自然免疫を得た方がはるかに効果的だと私は思います。

自然感染者がゆっくり増えてゆくことは健全な集団免疫を作る上で必要で、問題は自然感染の拡大スピードのコントロールです。

30代以下、特に未成年者は予防接種のリスクを冒すより、自然感染を促すべきだと思います。

自然感染を促すサポート体制の必要性

新型コロナウイルスの抗体カクテル療法(モノクローナル抗体の点滴製剤)も、うまく運用すれば自宅療養者の悪化などに対応できるでしょう。

重症化人数に相当する量が確保できれば、重症化する人は8割程度減ると考えられます。

重症化する人を8割減らせれば、現在の医療キャパシティーで1日10万人の自然感染が可能になります。

内科系開業医が全国には約4万人いますが、1日2.5人を診察すれば年間で3000万人になります。

39歳以下の人口が4700万人ですから、全員感染したとしても、1年半で対象人口が自然免疫による集団免疫を獲得する事になります。

また、臨床開業医で長尾クリニック院長の長尾和弘先生や、東京都医師会からイベルメクチンの感染早期投与の有効性が示唆されている事も心強いニュースです。

長尾先生を始めとして臨床医からは、感染症2類相当に分類される新型コロナを治療費用は国庫負担としたまま季節性インフルエンザと同じ5類扱いにするという提言が増えていますが、私も賛成です。

大騒ぎはやめて安全な自然感染を促すことが早期の終息に繋がると思います。 

ワクチンパスポートについて

ワクチンパスポートの制度化が進んでいますが、信号のように色分けして黄色にしてはどうでしょうか。

黄色なのは、ワクチン接種者は新型コロナへの強固な免疫の獲得にはまだ道半ばだからです。免疫はすぐに下がりますし気を許すと感染源にもなります。

ワクチンを接種した人は感染防御力が残っているうちに自然感染しておくと理想的ですが、自然感染による重症化リスクが高い70才以上は無理せず3回目を打つことも考えて下さい。

来年には日本製ワクチンも出るでしょうが、遺伝子ワクチンより安全性は高いと思います。

なるべく安全な環境で時間を稼ぎながら、インフルエンザのような優秀な治療薬が開発されるのを待つのです。

そして、自然感染から回復した人には青信号の意味を持たせたブルー(グリーン)のパスポートを出します。

この人たちは強固な免疫を獲得しているからです。

そして、自然感染した段階で治療費とは別に一人10万円程度のお見舞い給付金を出し、仕事の休業補償もしっかりと行ってあげたらどうでしょう。家族で自宅療養することになったとしても、サポートできるシステムを作ります。

本当はしっかり準備ができてから家族が順番に感染するのがベターですが、感染経験のある家族が増えると、自宅療養中もすばらしい助っ人になってくれると思います。感染経験者からのガンマグロブリンの採取は、血清療法材として価値が高いと思います。

予防接種よりずっと大切な予防は、基本免疫をしっかりさせる事

 予防接種の話ばかりしてきましたが、大切なことはあなたの免疫システム全体が最高の状態にあるかという事です。

我々は毎日、数えきれないばい菌やウイルスの侵入を受けていますが、それでも感染が生じないのは、免疫という防御システムが作動しているからです。

ちなみにこれまでのデータでは、新型コロナで濃厚接触者が感染する可能性は5%しかありません。残りの95%は皮膚や粘膜のバリアを含めた免疫(防御システム)が守ってくれているという事です。

免疫を正常に保つために大切なポイントを挙げてみます。

・充分な睡眠

・過度に体を疲労させない

・夜更かししない(スマホやゲームに注意)

・ストレスをため込まない

・物事にこだわり過ぎず気にしない・

・喫煙はやめる

・飲酒もなるべく控える

・フレッシュな果物や発酵食品を摂る

・食事量を腹8分にして肥満をなくす

・ショートニング、マーガリン、揚げ物、加工食品は避ける

・散歩や軽いスポーツをする

・自然の満ちた場所に行く

・自分自身を許して好きになり、楽しい事にチャレンジして微笑みを絶やさない

どれも心身の健康維持には基本とも言えることです。

睡眠不足は著しく免疫力を低下させます。

私は研修医をしていたころ、B型肝炎の患者の採血中に自分の指に針を刺してしまったことがありましたが、気にしませんでした。数年経って検査してみたところ自然抗体ができていましたが、何の感染症状もありませんでした。

同じ時期、2名の研修医がB型肝炎の劇症化で亡くなっていましたが、このお二人とも2~3日徹夜をする生活が続いていたとの事でした。

B型肝炎もウイルス感染によって生じますが、免疫が弱いとウイルスは体内に易々と侵入し増殖します。増殖した後になって、侵入者に対処するため免疫が急激に高まるので、ウイルスのみならずウイルスが感染した細胞をことごとく破壊して命を落としてしまうのです。
新型コロナにも言えることですが、初めから免疫が高いとすぐに病原体を処理しますので風邪症状すら生じません。

家族内での感染でお母さんが重症化しやすい傾向にあるのは睡眠不足が一因だと考えられます。周囲のサポートを受けて、ぐうたらママでいる事が感染症を防ぐことには役立ちます。

予防接種していたり体力に自信があったとしても、睡眠不足ではすぐに感染してしまうくらい、睡眠は重要です。

長期的な視点で考える

ネイティブアメリカンの教えに「7代先の子孫の事を考えて決める」とありますが、我々日本人は目先の事だけを追いかけ、高度成長期を生き、気候変動や高齢化、赤字財政など多くの未解決の問題を次の世代に残そうとしています。若年者にリスクの高いワクチン接種を強いて、これ以上の負担をかけるのは問題かもしれません。

まとめ

長くなってしまいましたので、新型コロナ感染症とこのワクチンについて今まで述べてきた事を簡潔にまとめます。

■新型コロナ感染は高齢者にとっては危険な感染症だが30代以下では危険性は少なく、特に20才以下では重症化は非常にまれである

■新型コロナワクチンは重症化を防ぐのに役立つが、感染予防効果は3ヶ月程度で大幅に減弱するので、集団免疫を作る事はできない

■ワクチンを打っていても、感染すると体内のウイルス数はワクチン未接種者と同程度となるので、周囲に感染を及ぼすリスクは変わらない

■ワクチンには強い副作用があり、年齢が下がるほど反応が強くなる傾向にある

■日本人の若年者は高齢者と違ってアレルギー体質が強いため、ワクチンの危険性は高まる

■ワクチンを今後3回以上打つことは、2回目以上に強いサイトカインストームを生じさせる可能性があり副作用の危険性は一層高く、死亡者の増加も危惧される。※何回も使用しているうちに感作が生じアレルギー反応を誘発させる可能性がある。

■自然感染で得られる免疫はワクチンで得られる免疫と違って、最低でも1年以上感染を防御できる強固な免疫であり、終生免疫になる可能性もある。

■自然感染免疫の獲得は、集団免疫を形成につながり新型コロナ感染対策に終止符を打つ切り札になりなり得るが、社会的なサポート体制の構築が必要である

再掲になりますが、私の新型コロナウイルスの予防接種に対する基本的な考え方は下記の通りです。

 ■50才以上の人は接種するほうが良いのではないか。

■40才代は、基礎疾患を持つ方や睡眠不足、過食、過飲、過労など生活習慣が悪い人だけ打てば良い。

■30代以下は、基礎疾患を持つ人や生活習慣が悪い人以外は、基本的に打たない方が良い。特に、今後子どもをもうけたいと考えている人は打たない方が良い。

■未成年者は、免疫不全や障害を持つ人以外は接種リスクの方が高いと考えられ、原則的には打つべきではない。

■重症アトピー性皮膚炎患者あるいはその既往がある人、重症の自己免疫疾患を持つ人は悪化の可能性が高く、なるべく避けた方が良い。 

これらはあくまで私の意見ですが。みなさんは自分で情報を調べ、吟味して接種するか否かを決めて下さい。

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