治療の現場から

       

痒疹(ようしん)症例のまとめ

2021.06.30治療の現場から

最近、痒疹(ようしん)の治療方法を求めてこのサイトをご覧下さる方が多いようですので、今回は痒疹の症例をまとめてご紹介します。

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すでに個別の症例記事として掲載している症例だけでなく、初めて紹介させて頂く症例も含まれます。

痒疹とは

痒疹は、強い痒みをともなう丘状に盛り上がった皮膚炎で、激しい痒みは不眠等にもつながって身体的、精神的な苦痛や日常生活への負担も大きくなります。

痒疹の概念や分類は世界的にも確立されておらず、診断、治療が難しい疾患とされています。

腎不全や肝障害などの基礎疾患を背景として発症することが多いほか、アトピー性皮膚炎が発端となって生じることも多く、このページでは、アトピーやアレルギー性の皮膚炎に起因する痒疹が改善した症例をご紹介します。

閲覧の多い痒疹の症例ページ

強い痒みに悩まされた痒疹 脱ステロイドのリバウンドを乗り越えて改善 症例:56
40代 男性 入院期間2020年7月~10月

当院受診前は、免疫抑制剤の内服とベリーストロングのステロイド外用を原液塗布しても、全身の痒みが続いて労務困難となっていた男性が、入院治療とバイオ入浴の実践で自覚症状がほとんどないレベルまで改善して退院なさった症例です。

背中1#56

アトピー性皮膚炎は、痒疹が形成されるまで症状が進むと改善が一層困難になるというのが通念ですが、バイオ入浴では、このケースのように全身の多発性痒疹が消えていくことを何度も経験しています。

続いては、当院がバイオ入浴の痒疹への作用に注目するきっかけとなった患者さんの症例です。

最強ステロイドも歯が立たなかったアトピーに伴う結節性痒疹が普通肌に 症例:17
40代 男性 入院期間2014年11月~2015年1月

高校生からは全身に結節性痒疹が生じて慢性化し、様々な一般病院を受診したり、最強クラスのステロイド外用を使用しても改善が得られずにいました。

30年近くにわたって様々な療法や脱ステロイドを試していましたが、当院入院後は非ステロイド療法を行いながらバイオ入浴にも取り組んだ結果、太ももを中心に生じていた痒疹(結節性痒疹)が2ヶ月半で消失し、色素沈着も相当程度改善しました。

 

続いては、比較的短い入院期間でも痒疹の改善が確認できた症例です。

50代 女性 2018年入院

31才で第二子を出産後、下肢に出現した痒疹(結節性痒疹)が四肢、臀部へと拡がっていた患者さんで、典型的なアトピー性皮膚炎とは異なるタイプです。

当院入院までに、他院にてステロイド外用、抗ヒスタミン内服、ステロイド注射、凍結療法、紫外線療法、漢方などを試し、3回の入院治療を経験していました。

当院入院後は、治療と並行してバイオ入浴を実践。
家族の事情で1ヶ月間という期限を区切っての入院でしたが、腕、足に生じた痒疹が縮小しているのがわかります。

痒疹

痒疹

撮影カメラの設定で色味が違って見えますが、隆起が小さくなっているのがわかります。

痒疹

痒疹

痒疹

痒疹

足の甲やかかとでも、掻き壊しの傷が減り、少しずつ隆起が縮小しています。

退院後も自宅でバイオ入浴を長期に継続することで、さらなる痒疹の改善を目指して退院なさいました。

30代 男性 2018年入院

思春期に太ももに痒みが出現しステロイド治療を実施。

成人を迎える頃には改善したものの、27歳頃から再び皮膚炎が生じるようになり、ステロイドを使用しても改善せず治療法を模索していた患者さんです。

手の甲や足の甲を中心に多数の痒疹が生じていて、強い痒みに悩まされていました。
仕事で機械油や金属粉に触れることが多かったことも、症状に影響していると考えられました。

入院当日の自覚症状チェック(POEM)では28点満点中27点と自覚症では最重症レベルでしたが、入院治療とバイオ入浴を実践すると、1ヶ月経過時点でPOEMは6点に、2ヶ月経過の退院時にはPOEM3点まで低下と、劇的な改善でした。

痒疹

入院時

痒疹

1ヶ月経過

痒疹

2ヶ月経過(退院時)

徐々に痒疹の盛り上がりが縮小して、退院時には若干の隆起と色素沈着が残っている程度まで痒疹が改善していました。

痒疹

痒疹

痒疹

痒疹

痒疹

痒疹

冒頭にも触れましたが、痒疹は痒みが強い上に治療が困難だけに、インターネット検索等で治療方法や改善症例を探している人も多いのだと思います。

このサイトには他にも痒疹の改善症例を掲載していますのでご覧頂ければと思います。

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