治療の現場から

       

入院して脱ステ治療した患者さんの生の声「感想ノート」公開します!②

2021.02.16スタッフブログ

患者さんが退院時に感想ノートに書き込んで下さった内容を一部公開します!
今回掲載するのは、2018年~2020年の間に退院なさった患者さんです。

ぎっしりと書き込まれた感想ノート

 

Kさん 静岡県 30代 女性
「ナチュラルクリニック21のことを知り、すぐに『ここに入院しよう』と決意した」

2人目の子どもを出産後、もともとアトピーで波のある体調が激変。
全身が火傷のように真っ赤に腫れあがり、子育てのストレス全てがアトピーとなって現れました。

夜は眠れず、授乳するにも擦れる肌が痛く、オムツ替えにも指先まで炎症していたので痛くて辛くて、ほとんどの育児家事を母に頼って生活していました。

漢方薬も効かず、ステロイドは塗っても塗っても良くならないので自分で脱ステを試み、ドロドロの肌になってもなんとか耐えに耐えて過ごしていました。

2人目の子が3歳になる頃には少し症状が良くなってきたものの、子ども達と一緒にお風呂に入れない状態でした。1日でも早く治したいと治療法を探していると、インターネットでナチュラルクリニック21のことを知り、すぐに「ここに入院しよう」と決意したのを今でも覚えています。

電球イラスト

5歳と3歳の子どもを両親(祖父母)に預けて入院するというのは、とても勇気がいりました。しかも岐阜県。
でも、「生まれてから一度も一緒にお風呂に入ったことない、下の子どもとお風呂に入る」という夢を叶えるため出発してきました。

ナチュクリでの入院生活は、私にとって神様からのプレゼントだったように思います。
DVD を見ながらの優雅な入浴、誰にも邪魔されない睡眠、そして何もしなくても出てくる素晴らしい食事。
まさに夢のような時間でした。

子どものことが心配で、「1ケ月間で!」という短期集中を先生にお願いしておきながらも、「もう少し入院していたいかも・・・」と思ってしまうほど、充実した時間でした。

カレンダーを見る女性

食堂での患者さん同士の会話やゲーム、瞑想なども本当に楽しかったです。
子育てと仕事に追われて忘れていた食事の大切さ、瞑想という新しい世界。

これからは、どんな時でも自分の呼吸に目を向ける時間を持ちたいと思います。
大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

 

Iさん 東京都 40代 女性
「退院後の生活に向けてのサポートも充実していました」

子どもの頃は時々うでや足の関節に湿疹が出る程度。
18~19歳で顔に症状が出るが、ステロイドで改善。その後は時々顔や体に湿疹が出ても、ステロイド・プロトピックでその場をしのいできました。

42歳で腕の湿疹が悪化。顔の赤みが出る回数が多くなり、プロトピックでは症状が改善されなくなってきたため、2016年4月~自宅にて脱ステを開始。漢方薬とイソジン消毒のみを行う。
その後、体中に症状が出て、顔は常に傷だらけで汁→落屑のくり返し。
日々体力もうばわれ、2018年4月には自力で立ち上がることもむずかしくなり入院を決意しました。

主人が入院をすすめてくれたこと、仕事が長期休めることになったこと、入院のタイミングが全てそろい奇跡的に入院することが出来ました。

家族会議
しかし、入院当初は家族に対する「申し訳がない」という思いで、泣いてばかりいました。
精神的にも落ち込んだときもありましたが、毎日ナースさんが話しを聞いてはげましの言葉をかけてくれたり、同じ入院仲間の皆さんからも、声をかけていただきました。

私はアトピーの改善にはメンタルが大きいとずっと思っていましたので、入院中はカウンセリングを積極的に受けました。サイモントン療法の中のビリーフワークや瞑想との出会いも、大きなきっかけになったと思っています。

瞑想

もともと性格は明るいほうではあるものの、周りに気を使いすぎたり、人の発言を気にしてネガティブになってしまうことも多かったのですが、瞑想で自分の内側に目を向け、今のこの瞬間を大切にし自分の本当の心に立ち返ることができました。

日々の忙しさに追われ心も体も悲鳴を上げていたのに、止めることもできずにいたので、ここでの生活は私にとっては何事にも変えられない宝物のような時間でした。
食事も三食しっかり食べて、体重もゆっくりと減量できました。

体重測定

退院後の生活に向けてのサポートも充実していました。
今、退院を目前にして不安はなく、新しい人生のはじまりだと思っています。
ここに導いてくれた家族、一緒に入院生活を過ごした仲間たち、そしてナチュクリの皆様、感謝の気持ちでいっぱいです。生まれ変わることができました。ありがとうございました。

 

Hさん 愛知県 30代 女性
「初診の日は母に付き添ってもらいなんとかNC21に辿り着きました」

私は、軽度のアトピーが胸に出る程度だったのですが、2017年のクリスマスの頃から1~2ヶ月でアトピーが酷くなり、顔と頭以外は症状が出てしまいました。

ステロイドを使いたくないという思いから、自然療法で自分でなんとか改善できないかと必死にアトピー関連の図書館の本やネットの情報を調べ、食事療法や運動、サプリメントやスキンケアにも取り組みましたが、とうとう起き上がることすら辛く、夜眠ることもままならず、常に意識が朦朧としている状態となり入院を決意しました。

初診の日に入院させて頂きたかったのですが、当日の入院はできないとのことでしたので、初診の日は母に付き添ってもらいなんとかNC21に辿り着きました。

その日の検査ではTARCは3万超え、入院した日の検査では5万を超えていました。入院直後は写真撮影すら過酷で、入浴も30分でもしんどかったです。院内イベントも参加必須のものだけどうにか参加するような状態でした。

何故自分にこんなことが突然降りかかってきたのか愕然とし、ここで良くならなければ死のうとすら考えながら懸命に治療に取り組みました。

退院を目前に控えた私が、今、アトピーを改善するために重要だと感じていることは、◆バイオ入浴◆メンタルケア◆食事です。
入院中は、メンタルケアのためのカウンセリングやイベントも充実していたと感じます。その中で、メンタルとアトピーは密接な関係にあると感じました。

カウンセリング
心の浮き沈みが激しいと、その分、心を激しく消耗し、これまで自分の心を酷使してきたことに気がつきました。
悩みや葛藤は、人それぞれ違うと思います。他人の気持ちは、本人にしかわからないし、自分の気持ちをわかってあげられるのは自分だけなので、自分自身が自分の一番の大親友であること、自分自身の心の声に耳を傾け、一人の人間として労り愛し大切にしていくことが必要なのではないかと感じました。

入院前は、「何をどれだけ食べたら良いのか、いっそ断食か?」と迷走しましたが、皮膚の再生材料にとなるタンパク質、長時間の入浴にはミネラル、腸内フローラへの食物繊維が大切だと理解しました。
カロリー過剰だと痒くなったので、体が必要としているものをバランスよく、自分の体質や体格や運動量に合った分だけ、美味しくいただく事が大切なのではないかと感じました。
NC21では、その実践のために必要な美味しし食事をいただき、退院後のための栄養指導を受けることもでき、非常に勉強になりました。

ノートに記録する女性
私が今、生きているのは、私に関わってくださった全ての命おかげです。
NC21をはじめ、全ての出会いに感謝します。有難うございます!

転載は以上です。
ノートの中には、感想の他にも当院への要望やご意見なども書いて下さっていますので、内容を職員間で共有するようにしています。
※医療機関は、治療効果や症状の経過についての患者さんの感想はサイトに掲載出来ないため、これらの事項は本文から削除して公開しています。

 

topへ