治療の現場から

       

入院して脱ステ治療した患者さんの生の声「感想ノート」公開します!④

2021.05.20スタッフブログ

今回は、患者さんが退院時に感想ノートに書き込んで下さった内容を一部公開します!
今回掲載するのは2018年~2021年に退院なさった患者さんです。

ノート

Hさん 三重県 30代 女性
「目の前がパッとなり、人生が明るくなりました」

高校生で初めて汗疹ができ、姉がすでにアトピーだったため、勝手に薬を使ってその場しのぎで症状を治していました。
学生の頃から社会人5年目ぐらいまでは、たまに痒みが出ては、そのつど病院へ行き、軽いステロイドの処方を受けていました。

その後、会社の部署異動を機に長時間働くようになり、ストレスもたまって、うっぷんばらしに食べることが増えました。
運動もせず、生活がかなり乱れて少しずつかゆい箇所が増え、顔にまで広がりました。

顔には軽いステロイドとプロトピックを2年使いましたが全く治らないので、自己判断で脱ステ。
脱保湿と同時にアトピー整体に半年通いました。
アトピー整体は内臓を優しく刺激して体調を整えアトピーを治していくというものでしたが、私の場合は今まで全く痒みのなかった部分にまで激しいかゆみが起こり、全く治る様子がなかったので中断。

特に顔や首もひどくなってからは1年以上、深い帽子をかぶりマスクにメガネ、首にはスカーフ・手袋と人目を気にしながら歩いていました。

ネットで治療方法を調べる中でナチュラルクリニック21を見つけ、ホームページを隅々まで読み、久保先生の研究や患者さんの症例紹介を見て即入院を決めました。

入院してからは、だんだん毎日を過ごすことが楽しくなりました。
それでも、不安な気持ちになることも多々あったのですが、同じ悩みを持つ仲間が熱心に話を聞いてくれ、看護師の方が真摯に対応していただいたことで、気持ちが楽になり助けられました。

また、食事に関しては内容・ボリューム・味付けともに大変満足していました。
食堂には提供される食事のレシピが記されていて、気になった料理に関してはレシピを知ることができ、調理員の方々に作り方を聞くと皆さん手を休めてしっかり教えてくださいました。
調理員さんの愛情のこもった料理が食べられることに心から感謝しました。

久保先生との朝の瞑想は、心をリラックスさせることができました。退院後も必ず続けていこうと思います。
入院中はアトピーを忘れられるような行事があり、ひだの里で昔の飛騨の暮らしぶりを知ったり、バドミントンや卓球を存分に楽しめるスポーツの時間など参加して楽しい時間を過ごしました 。

また、カウンセラーの玉田先生の心を整える講座や川畑先生のマインドフルネスのセミナーなど、今後の生活に役立つ行事にもたくさん参加することができました。
入院中に付けたノートを見返して、自分のものとなるよう吸収したいと思います。

かなり遠回りになりましたが、ナチュラルクリニック21に出会えて心から感謝いたします。
目の前がパッとなり、人生が明るくなりました。今後はクリニックで学んだことを活かし、前向きに明るく生きてこうと思います。
カロリーの摂りすぎとストレスを溜めすぎないことにも注意していきます。皆様本当にありがとうございました。

 

Tさん 東京都 30代 女性
「協力的な両親には泣いて泣いて感謝しました」

私は10歳頃に軽度のアトピーを発症しました。そして、中学にあがり人間関係によるストレスから原因不明の皮膚病となり、初めてステロイドを塗りました。
何かの講演で「薬はよくない」という話しを耳にし、一気に薬を止め、その反動なのか顔中から滲出液がでて学校を3ヶ月程休んだこともあります。

その後、ある程度までは落ち着きましたが、結婚し、出産してから家事、育児、睡眠不足、子どもの乳児湿疹の悪化など、色々な要因のストレスからじわじわとアトピーがひどくなっていきました。

最終的には、あまりの痒さに睡眠をまともに取れない日々が続き、免疫がどんどん下がり、ウイルス性の皮膚炎を次々に発症しました。

そんな生き地獄のような日々の中で、もう限界だと思いながらたどり着いたのがナチュラルクリニック21でした。
入院して、色々なことを考える時間があり、入院させてくれた家族、子どもの面倒を見てくれている協力的な両親には泣いて泣いて感謝しました。

院長先生をはじめ、入院中にお世話になった看護師さん、同じ境遇の中、一生懸命取り組んでいる入院中の皆さん、など、あらゆるものに感謝の思いが湧いてきて、もう何と言っていいやら言葉が出てきませんでした。
どう感謝申し上げればいいのだろうと今でも考えています。

入院中、色々なことに気付かせてもらいましたので、これを糧に前に進んでいきたいです。
関わって下さった全ての方々に、大きなパワーをもらいました。優しさをもらいました。勇気をもらいました。
本当にありがとうございました。

 

Iさん 東京都 30代 女性
「自分と向き合う実り多き3ヶ月」

小学生の頃からアトピーで、医療者の子どもということもあり、常に薬が飲める環境が当たり前。
そのことが免疫系にどのように作用するか、学ぶことができました。

今までずーっとステロイドを使うことに多少の違和感がありながらも、やめることが怖くて騙し騙しで生きてきました。
どこの皮膚科でも肌を見ればすぐステロイドを処方され、IgEも13万ほどになったことも。
免疫抑制剤を飲んでいたこともありましたが、ジュクジュクはしないものの、ある一定ラインからは良くならず・・・。せっかく入った医学部も、アトピーの大悪化が原因でやめることに。

がんばりたい時に限ってアトピーが出る。痒くて眠れない。エネルギーが続いてくれない・・・。
私のアトピーが出る原因はメンタルだなとわかっていたのに、きちんと向き合うこともせず、食生活のコントロールもせず、自暴自棄になっていました。

そんな自分を卒業したくて入院を決めました。

入院生活は、家族のこと、これから自分が自立するためにはなどで頭がいっぱいになることもありましたが、とにかく「今」に集中しようと心がけました。心は生まれて初めてに近いほど穏やかでした。

“医師の娘としてちゃんとしないと”と、私のことを色眼鏡で見る人もいないので安心して過ごせました。
入院患者さんとの交流はとても楽しく、みんなで食べる食事はどれも美味しくて、食事の大切さを知りました。
日本全国に仲間ができ、再会が楽しみです。

久保先生と出会えたことで息苦しさへの対処法がわかったような気がします。

アトピーで苦しんだり挫折した私だからこそ伝えられることもあるとわかったので、つたない言葉だけど発信したりしていこうと思います。

今の環境に感謝しつつ、瞑想したり、ワークをやりつつ、私らしい生き方をしていきます。
久保先生や看護師さんなど、みなさんのおかげでとっても幸せで、自分と向き合う実り多き3ヶ月でした。
食事を作って下さった調理員さん、毎日が楽しみでした♡
本当にありがとうございました。

※医療機関は、治療効果や症状の経過についての患者さんの感想はサイトに掲載出来ないため、これらの事項は本文から削除して公開しています。

topへ