よろこびワークで外出しました

当院では、『よろこびワーク』と称して入院患者さん向けに様々な企画を提案していて、定期で開催しているアートセラピーやヨーガ体験会、カウンセラーによる座談会等に加え、院外へ患者さんをお連れすることもあります。

昨日3月10日にはこのよろこびワークの一環として、毎月チベットヨーガ講習会や心理学のお話しをして下さるH先生のご自宅を訪ねました。
高山市街地から車で約1時間。朝日地域の奥にお住まいのH先生は、アメリカのチベット僧院で修行をした経験を持つ僧侶で、ご自宅も寺院と仏舎利塔を兼ねていて、なんと15年前からコツコツとセルフビルドで制作なさっています。※大工作業や建築については本職の方に聞いたり本を読んで勉強されたそうです。

セルフビルドと聴いて、山小屋ふうなのかな?とイメージしていましたが、実物はとっても立派なお宅!
近くで見たり、中に入るとセルフビルド感はありますが、木のぬくもりにあふれ居心地のよいスペースがひろがっていて、「こんな家が自分で作れてしまうなんて!」と、お邪魔した患者さん・職員ともに目を丸くして見学させて頂きました。

上下水道は通っていない場所にあり、水は裏山の谷から確保。
お手洗いのバイオマストイレでもご自身で施工したとのこと。

これまで経験したことのない情報や体験は、価値観を柔軟にすることにもつながって、あらたなライフスタイルの発見や、人生観の転換に結びつくこともありますし、楽しい・嬉しいという感情や体験は、患者さんのエネルギーの活性化につながります。

よろこびワークには、患者さんご自身がこれまでの人生を振り返ったり、前向きな気持で退院後の生活に向き合えるきっかけを提供するという意味合いもあるのです。

H先生のプライベートな場所であり、神聖な寺院でもあるため、今回は写真掲載は差し控えさせて頂きました。

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