よくある質問

バチルス入浴ケア(Bacillus Spa Care:BSC)について

バチルス入浴ケアはお湯を変えないと聞きましたが不潔ではないのでしょうか?

漬物のぬか床を思い浮かべて下さい。ぬか床は旧家ともなると何世代にもわたって使われており、取り替えることはありません。床をかき混ぜる人のやり方で酸素の供給量が変化し、手の蛋白などが混ざり微妙に醗酵に変化が生じて、その家の味がかもし出されます。キュウリやナスは床の中でアミノ酸に変化し旨味をつくり出します。日本最古のぬか床は380年の歴史があるそうです。1gのぬかには10億のバクテリアがいると言われていますが、我々は美味しいと感じ食べています。

バチルス入浴ケア(Bacillus Spa Care:BSC)も同じで、バチルス粉末を初めてお湯に懸濁してから1週間ほどは、皮膚に軽度の刺激があったり、わずかに臭いが生じることがありますが、入浴する方の分泌物や老廃物を分解するバクテリアがバランスをとりながら繁殖し、その方にあった生態系ができあがり安定します。
BSCに適した加温循環装置(bacillus SPA24)を使用すると、臭いの原因である硫化水素は発生しないため、悪臭が生じる事はありません。バチルス浴水は、自然の沼や池と同様に1つの生態系なのです。 醗酵土壌細菌(土壌バチルス菌群)は、非常に繁殖力が強いため浴水内では一般の病原性細菌は繁殖できません。土壌細菌でもっとも病原性が強いものに破傷風菌がありますが、嫌気性菌であるため加温循環装置を使用すれば問題ありません。
下水処理に活性汚泥法というバクテリアを利用した処理があるのをご存知でしょうか?原理は多量の空気を下水に吹き込むだけです。BSCは活性汚泥法の中でも長時間曝気法という処理法に近く、温度も酸素供給も好気性バクテリアの活動性が非常に高い状態になっています。ですから皮膚からの老廃物は、ほとんど完全に分解されてしまいます。

BSC浴水内では、炭水化物や脂肪はCXHyOz+O2 →CO2+H2O+エネルギー、蛋白はCXHyOzNw+O2→CO2+H2O+NH3+エネルギーになり、NH3はNO3-→NH4-→N2と脱窒反応し窒素ガスになります。このように人体やバチルス粉末といった有機物は炭酸ガスと水と窒素ガスに変化します。

一般に入浴中は発汗が生じ浴水内の塩分濃度が上昇すると思われますが、実際に測定してみると長期に浴水を換えなくても塩分濃度は低値です。イオンクロマトグラフィーで3か月、12か月浴水を換えなかった浴水のNa+ NH4+ K+ Ca+ Cl- NO- PO4-SO4-の濃度を測定しましたが、いずれも低値であり、気化しないものは土のような沈殿物となると思われます。
しかし、さまざまな塩類や脂肪酸の貯留は有効バクテリアの繁殖を阻害することもあり、残留物質や繁殖するバクテリアへの考慮は必要です。BSCでは、1ヶ月毎程度の間隔でお湯を取り換える事をお勧めしています。

入浴中も痒みがあり、湯船の中で皮膚を引っかいてしまいますが大丈夫ですか?
入院される患者さんの中には全身が炎症で浮腫み、悪寒と全身の強度の角化・落屑・体液が滲みでている方がいますが、そういう方ほどバチルス入浴ケア(Bacillus Spa Care:BSC)が向いています。
ただし、お湯の中で皮膚を掻くと落屑や滲出液などのタンパク質が浴水に入って浴水の劣化が早まるため、浴水内ではなるべく掻かないようにして、手のひらや綿のタオルでなでる程度にして下さい。擦過傷などの傷は非常に早く治ります。なお、口の中にお湯を入れたり目の中に入れるのは避けてください。
妊娠中の入浴や生理中の入浴はどうですか?
アトピー性皮膚炎で悩んでいる妊婦さんは、薬物内服や強いステロイドの外用は胎児への影響が心配されるので、逆にバチルス入浴ケアのようなナチュラルなケアがむいていると言えます。当院が経験したケースでは、お母さんのアトピー性皮膚炎が改善して無事出産し、赤ちゃんの時からバチルス入浴をしています。
妊娠中で破水した場合は、胎児に対する感染を防止するため入浴を中止してください。生理中の入浴は問題ないと思いますが、家族で入る場合は最後に入る事をお勧めします。
バチルス入浴ケアはバクテリアだらけで大丈夫ですか?

院長である私自身も初めは半信半疑でしたから、そういう意見が出るのは不思議ではないと思います。
納豆やヨーグルト、ぬか漬けを初めに食べた人は非常に勇気がいったと思います。しかし、重症のアトピー性皮膚炎の患者さんが不思議な治り方をするのを見て好奇心が掻き立てられ、「事実こそがサイエンスだ」という信念のもとにこのケア方法を確立することができました。 生物学的制菌を利用したこのケア方法は[バクテリアケア]として新たな分野を切り開く事になります。 おそらく、今後世界中に広まり、多くの重症アトピー患者がこのケア方法に救われることになるでしょう。
ステロイドの効果がなくなって家庭に引きこもり、人目を気にしながら生活していた若者がたくさん救われることになります。医療者として、実績とデータを積み重ねて社会に提示し理解していただくのが私の役割だと考えています。ノウハウが判れば難しいことではありません。バイオの時代は既に来ています。 この分野への応用の時代が始まったのだと思います。
水質管理に関しては、bacillus SPA24という浴水の加温循環装置を導入してからは飛躍的に改善しました。私も家族と共に毎日入浴していますが、慣れると普通の風呂で物足りなさを感じるようになります。

この数年で腸内フローラと呼ばれる微生物叢、環境微生物の研究が新しい解析技術で進歩し、無菌とか殺菌とかいう過去の迷信を口にするのが恥ずかしくなる時代になりました。
我々人類は、少なくとも3億5000万年前に両生類として陸上に上がってから、土壌細菌に触れながら免疫を発達させてきた共進化の歴史があります。バクテリアは必要不可欠な古い友人なのです。
新しい時代は、今まで疎遠になっていた古い友人と良い関係を取り戻す時が来たという事なのです。無菌ではなく、どんな菌と付き合うかという事が大切なのです。

バチルス菌粉末(真菰の発酵粉末)を健康食品として摂取することはどうなのでしょう?
ほとんどのアトピー性皮膚炎患者は症状が悪化します。皮膚と腸管では免疫システムが違うのだと考えてください。免疫細胞は全体の30%が皮膚に、60%が腸管に集中して存在していて、それぞれ免疫システムが違います。内服ではTh2と呼ばれるシステムに変化しアトピー性皮膚炎は悪化します。
飲むのでしたら、皮膚が完全に落ち着いた状態になった後に少量ずつ内服することをお勧めします。
強めのステロイド外用を使用してどうにか日常生活が維持できているのですが、リバウンドは大丈夫ですか?
当院の入院治療では原則としてステロイドは使用しませんので、中止によるリバウンドは覚悟してください。ステロイドを止めて数日で皮膚炎が以前に増して強く起りますが、1ヶ月程度で改善します。リバウンドは体が人工状態から自然状態に戻ろうとしている反応なので、恐れる必要はありません。強い炎症は、逆にアレルギー体質を変化させてくれる可能性を秘めています。外来の患者さんの中にも、リバウンドがおさまると、そのままアトピー性皮膚炎が著しく改善する例があります。バチルス入浴ケアはリバウンドを軽減する作用があります。リバウンドで炎症が強く生じる人の方が、入院治療でも経過が良好です。
入院中のバチルス入浴は自己管理と聞いたのですがどうすれば良いのでしょうか?
バチルス入浴ケアは保険外の養生法ですので、希望される方は自己選択、自己管理で行うことになります。
当院では、差額ベットをご利用の患者さんには、一人に1つの入浴施設を準備しています。いわゆるマイ風呂です。その風呂に入れる入浴剤として、患者さん自らがバチルス粉末を購入し、懸濁して使用することになります。不明な点は担当者がアドバイスします。差額ベッド代が発生しない一般病床D室入院の方は、㈱ネイチャーサポートが運営するレンタル風呂がそばにあり、自己責任で借りることができます。
BSCを賃貸アパートで始める時の注意がありますか?

加温循環装置(bacillus SPA24)は、ヒーター稼働時の最大消費電力が820Wですので、エアコンやコタツ並みの電力を消費する場合があります。特にドライヤーと同時に使うと電気のブレーカーが落ちる事があります。事前に調べておき、必要な場合には電力会社に依頼してアンペア数を上げるなどの対処をして下さい。

浴槽については、アクリル系素材の浴槽は大丈夫ですが、ほとんどのユニットバスで使用されているポリエステル製の浴槽では、BSCで使用する事により色素沈着が生じる事があります。軽いものは酸素系漂白剤を1日つけておくと落ちます。酸素系で落ちないときは塩素系漂白剤を使用するとほとんど落ちますが、濃度や時間によっては黄ばみが生じる可能性があるので注意が必要です。
それでも局部的な沈着が気になる時は、目の細かいサンドペーパーを使用します。自信のない方は良心的な浴槽リフォーム会社を紹介します。

また、浴槽に追い炊き用の穴がある場合は、その穴をバスキャップ(内締)と呼ばれる器具(1,000円~2,000円程度)が市販されていますので塞いで使用してください。

エコキュートシステムを利用している方は、浴槽への給湯配管を一部遮断する必要があります。 その他、給湯設備によってはBSCに利用できないものがあります。
その場合はbacillus pureという簡易浴槽をお勧めします。
設置方法・メンテナンスは(株)ネイチャーサポート http://naturesupport.jp
TEL:0577-37-0070で詳細をお尋ね下さい。

BSCのお湯を捨てる時はそのまま下水に流しても良いですか?
そのまま流してもらってかまいません。運搬容器も感染の危険はありませんので、分別ごみとして出してもらって結構です。使用済みのお湯は、別容器に移して2種間ほど放置し、数倍に薄めて液肥として植物にあげると、生命力が強くなり明確な違いを体験できます。花の数や実の付き方が明らかに違ってきます。
加温循環装置の使い方は知識が必要ですか?

加温循環装置[bacillus SPA24]はBSCに最適な装置であり、性能・耐久性に優れています。購入時に必ず設置法とメンテナンスを学んでください。吸水口のネットを毎日交換し、定期に洗浄剤で内部を洗うことが大切です。

詳しくは、(株)ネイチャーサポート http://naturesupport.jp
TEL:0577-37-0070で詳細をお尋ね下さい。

家庭でBSCを行っていて皮膚炎が悪化した場合どうすればいいですか?
  • 加温循環装置がきちんと作動しているか、音や振動がしないかチェックします。 ポンプ機能が低下すると、循環やエアレーション機能が損なわれ水質が悪化します。
  • 空気の量は適切ですか?低下すると嫌気性菌が増えて悪臭がします。
  • Bacillus SPA(入浴剤)の投与量は適切ですか?
    投与量と有効菌数には関係があります。
  • 泡が増えていませんか?
    泡の量と浴水の蛋白量や菌の種類とは関係します。浴水を作って2週間以降の泡は、タンパク成分が増えた事を表しています。泡は掬い取って捨ててください。
  • 温度は低すぎると真菌(カビ)が増殖し、皮膚炎が悪化する事があります。入浴しない深夜時間帯などは、お湯の温度を40℃以上に設定して下さい。数日経過しても改善しない時は50℃ボタンを押して高温処理し、バチルス属のバクテリアを選択的に残します。
  • それでも改善しない時は、1ヶ月経っていなくても浴水をゼロから作り直してください。浴水に自信がない時は、(株)ネイチャーサポートが発酵済の濃縮液を販売していますので利用されるのもいいでしょう。
家族で同じお湯に入っていて感染の心配はないですか?

原則的には、特に重症のアトピー性皮膚炎患者さんは、個人専用の浴槽を使用してBSCを行うべきですが、家族で使うケースはありうることですので参考意見を述べます。

加温循環装置(bacillus SPA24)を使用していれば、ほとんど問題ないと思います。入浴者が多いほど感染のリスクは上がりますので、なるべく浴水の温度は高め(40℃以上程度)に設定しておいてください。皮膚炎の強いアトピー性皮膚炎の方が入浴すると、特に黄色ブドウ球菌が、数時間お湯の中に残存しています。
黄色ブドウ球菌感染については一般の浴槽でも言える事ですので、家族間で一般の健常者が入浴するには問題ありませんが、新生児や高齢者で免疫機能が低い方には感染は否定できません。そのため家族で利用する場合には、アトピー患者さんは最後に入るべきですし、心配な場合は浴槽を別にすべきです。
なお、入浴直後の浴水中に残存する黄色ブドウ球菌は、菌数は少なく、原液でしかコロニーが認められない程度で、良好な浴水中では繁殖できず、数時間後には検出されなくなります。

トップページの安全性の個所にも記載しましたが、最も気をつけねばならない感染症は、下痢症状を引き起こす耐熱性ウイルスであるノロウイルス(Norovirus)やロタウイルス(Rotavirus)の感染です。下痢が生じているときは入浴を控えてください。また、同じ浴槽を使用している健常者に皮膚炎が生じたときは、健常者は入浴を取りやめて当院にご相談ください。(浴水の作り換えをお勧めします)

24時間風呂で問題になるレジオネラ菌は、BSC浴水ではほぼ間違いなく繁殖しないことを、度重なる実験で確かめています。また、外部の検査機関において、10年間で170回以上検査をしましたが、一度も検出されたことはありません。しかし100%感染しないとは言えません。レジオネラ感染は肺炎を起こします。肺炎で医療機関を受診する際には、お湯をあまり換えない入浴をしている事を伝えてください。

子供が入浴中におもらしをしてしまった
尿程度でしたら3時間程度間をおけば問題ないと思いますが、排便した場合は急いで取り除いてください。そして2日間は入らない方が無難です。はじめの3日間は温度を高めの40~45℃にして、充分なエアレーションを行ってください。沈殿物があったら良く撹拌し、3日目に短めに入浴して皮膚炎が悪化しないか確かめて下さい。 痒みが生じる時はお湯を作り換えて下さい。

アトピーの一般的説明について

成人型アトピー性皮膚炎はどういう起序で生じるのでしょうか?

乳児、小児期のアトピー性皮膚炎は、免疫システムの完成期に生じる炎症で、多くは食物アレルギーに由来します。腸管免疫が脆弱で食物内の多くの抗原に反応しますが、次第に敵・味方の区別がついてきて過剰反応は収まってきます。ですから、学童期になると半数以上の方はアトピー性皮膚炎が生じなくなります。2008年11月にNHKスペシャルで放映された「『病の起源』アレルギー」の中でも紹介されたドイツの研究では、1歳までに牛小屋などで多くのバクテリアに接触した農家の子供は、その後喘息や花粉症の発症率が優位に少なかったとの事でした。こういった幼少期の免疫形成不全が原因だという説を衛生仮説と言います。

小さい頃に清潔な環境にいることが原因で、敵味方の区別ができない体質、アレルギーという免疫成長不全症になってしまうのです。特に日本では予防接種を極端に絶対視してしまうため、ウイルスによってハシカやミズボウソウで1週間以上高熱が続くといった、貴重な自然感染を体験できない子供が非常に多くなっています。体を守る正規軍が育ってないため暴徒化してしまっているのがアレルギーです。

私の息子は、生まれてまもなく全身性の高度のアトピー性皮膚炎になりましたが、なるべく治療しませんでした。その結果、ハシカやミズボウソウに感染する度にきれいになり、完治してしまいました。自然の摂理の奥深さに感心させられる出来事でした。
最近、腸内細菌と免疫発達の関係の研究から、アレルギー体質になるメカニズムが明らかになってきています。無菌環境でマウスを育てるとアレルギー体質になりますが、早い時期に多種のバクテリアを腸内バクテリアとして移植すると、アレルギー体質が改善します。
一方、移植するバクテリアの種類が少なかったり、時期が遅れて大人になってからになると、体質は変わりません。乳幼児期、少なくとも3歳までに多種の微生物に接触しておくこと(微生物多様性環境)で子どもを育てる事が大切なのです。

話を元に戻しましょう

成人型アトピー性皮膚炎というのは、小児期のアトピー性皮膚炎が治りきらず、大人になっても持ち越してしまった状態ということになります。別の言い方をすれば、免疫システムが未完成のままだということです。

そのため、ばい菌感染や真菌(カビ)感染をうまく除去できないのです。
本来ならば、Th1タイプの自然免疫が動いて除去すべきなのですが、Th2タイプの獲得免疫系が過剰に動いてアレルギー反応が生じてしまうのです。

炎症で滲出液や角化が増えると、ばい菌やカビが増加し、落屑や湿度も増すので布団にダニが猛烈に繁殖します。また、掻いてしまうことで皮下にアレルゲンを擦り込む事になり、余計に痒くなります。
そこにステロイドを塗ると、炎症は治まるのですが皮膚免疫も低下するため、ばい菌やカビは増加して悪循環になり、ステロイドやシクロスポリンの内服治療が必要になりますが、いずれ食い止める事ができなくなってきます。
その頃のアレルゲンはダニ、スギ花粉の次に、皮膚のカビ類(マラセチア・カンジダ)が、IgE(CAP検査)で上位を占めるようになり、黄色ブドウ球菌にも感作しています。この皮膚真菌(カビ)の感作は小児にはほとんど見られず、この感作成立が成人型アトピー性皮膚炎の特徴だと私は考えています。

真菌感染は、爪白癬と同様に皮膚の角化を誘導し、皮膚は象の皮膚のように厚くなって皮膚の正常組織が破壊され、弛みができて皺が増え顔は老人用顔貌になってきます。黄色ブドウ球菌はスーパー抗原を産生し免疫を一層かく乱させます。

外用ステロイドを使用しても効果がなくなった状態が、ステロイド抵抗性アトピー性皮膚炎ということになります。抗生物質、抗真菌剤、消毒剤などを併用しコントロールを試みますが、バランスを取るのが難しくなります。現代医療の現状では、抗生剤やポピヨンヨード、塩素系漂白剤では一時的に皮膚の黄色ブ菌を減らせてもアトピー性皮膚は改善されない事が立証されています。そして、患者さんはステロイドを使用すると余計に痒くなると言い出し、その後医療機関に行かなくなって民間療法を探すようになります。

そして、患者さんはステロイドを使用すると余計に痒くなると言い出し、その後医療機関に行かなくなって民間療法を探すようになります。

退院後もバチルス入浴療法や食事管理は必要ですか?
入院で見違えるようにきれいな皮膚に戻っても、3歳までに形成が終わったアトピー体質という免疫システムは、改善したわけではなく、BSCをやめると悪化する可能性が高いと言えます。中にはBSCなしで半年から1年程度、全くアトピー性皮膚炎が生じないで経過される方もありますが、その後、再発したと受診されたりします。
例えバチルス入浴ケアを自宅で継続しても、お酒を過飲したり、外食が増えると悪化します。また、スギ花粉やペット等の抗原によっても悪化する事があります。しかし、バチルス入浴ケアを継続し養生をしていれば、少なくともアトピー性皮膚炎は以前の数分の1に治まり、ほとんど痒みもなく過ごすことができます。
さまざまな民間療法がありますがどうなのでしょうか?

温泉療法や断食療法、様々な健康食品など相当な種類の療法があるようです。私は本来ホリスティック医療の医者であり、民間療法にも学ぶべき点は多々あると考えています。ある人にとっては効果があるものと、普遍性があり多くの人に効果があるもの、高い効果があるものと、効果があっても低いもの、コストのかかるものと、リーズナブルなもの、金銭的・時間的に継続が可能なものと、継続が困難なものというように分類して考え判断すると良いと思います。たとえ一時的な効果があったとしても、継続できないものはアトピー性皮膚炎のような慢性の疾患には向きません。
また、本当に効果がある健康食品ならマルチ商法を使う必要はありませんので、マルチ商法の商品には手を出さないことです。

断食もきちんとした指導者の下で行う必要があります。
断食療法後に拒食症になり何年も苦しんだ方もいますし、私の知人にも、断食後甘いものが止められなくなって1年間チョコレートだけを食べ続けた人がいました。とにかく極端なことはしないことです。
毎日腹六分~八分を実行するほうがはるかに効果的です。また本当に効果のあるものは、必ずデータがあり科学的検証がなされると思います。
ニュージーランドのプロポリスや植物の精油の一部には、明確な抗菌効果を示すものがあり、軟膏やローションとして補助的に使うと良いと思います。

保湿剤等の外用薬はどう考えたら良いですか?

私は脱保湿が良いとか悪いとかいう立場は、大きな問題ではないと考えています。
なぜなら、それだけでは重症アトピー性皮膚炎はコントロールできないからです。
滲出変化が強い場合は、亜鉛化デンプンをクリーム剤で煉って塗布すると早く乾燥します。滲出変化のある皮膚炎は乾燥させたほうが早く治ります。痒みが強い方には 亜鉛化軟膏+レスタミンクリーム+ハッカ油を使用して好評です。

ここではバチルス入浴ケア(BSC)を行っている患者さんの軟膏についてお話しします。私は、成人型アトピー性皮膚炎の最大の原因は、黄色ブドウ球菌とカビの一種であるマラセチア感染だと考えています。また、それらを抑制するバチルス属細菌との関係を考えなくてはなりません。

BSCを行う場合は、抗生剤軟膏やゲーベンクリーム(銀イオン)等、お湯のバチルスに影響がある抗菌性薬剤や、軟膏を塗布したままの入浴は避けなければなりません。抗菌性薬剤を浴水に多量に持ち込むと、お湯の中のバチルスがほとんどいなくなり、薬剤耐性のあるシュードモナス属の菌が増加して皮膚炎が改善しなくなります。
保湿剤は、クリームやローション等、入浴前のシャワーで簡単に洗い流せるものが最適です。

(+)は菌の発育抑制を示す

発育抑制
  枯草菌 マラセチア
sympodialis
マラセチア
furfur
プロペト - ++ ++
亜鉛華軟膏 - ++ ++
オリーブ油 + - -
レスタミン ++ + +
アズノール - + -
ヒルドイド ++ ++ +

上の表は、マラセチアというカビ(酵母様真菌)が脂質を好むことから、軟膏による増殖を考慮して行った実験結果です。
お湯の菌に対する影響を考えると、プロペトや亜鉛化軟膏はOK、アズノールは無害という結果でした。保湿性の強い軟膏は粘性が高く、多量に使用すると浴水のバクテリアや循環装置に負担になりますし、塗り過ぎによって体の軟膏を落とすために石鹸を使用する事になり、皮膚に負担になっては本末転倒です。
以上のことから、乾燥感が強い方は1日1回、眠前に薄めにプロペト・亜鉛化軟膏・アズノールを塗布する事をお勧めします。また、単軟膏+オリーブ油も効果があります。

健康保険以外では、自然界にある有機性の保湿剤は、微生物で分解され易いと考えられます。
同じワセリン(プロペト)でも天然のものはややコストはかかりますが、こんなに違うものかと驚かされます。顔の乾燥には100%ヒアルロン酸がお勧めです。
ココナッツOILも、人の油脂に近い飽和脂肪酸ですので保湿剤としてお勧めですが、食べるのはお勧めしません。チョコレートと同じですぐに 病原微生物が毛包で増殖します。
乾燥時には尿素とグリセリンのみで自作する(美肌水:今井龍弥医師考案)というローションが使いやすいと思います。

レーザー後何カ月位できれいになりますか?
1~2週間でカサブタはとれます。レーザー後、色素沈着がおきた場合は3~6ヶ月できれいになります。
早く消したい方は、ハイドロキノン・トレチノイン療法をします。
Qスイッチ ルビーレザー後の診察はいつ来ればいいですか?
照射直後の皮膚が徐々にかさぶたとなり7~14日程で自然に取れてきます。その頃受診して下さい。
(お顔で7日~10日、体部で10日~14日が目安となります)
I2PL(フォト)は、1回でシミがとれますか?
薄いものはとれる場合もありますが安全で満足のいく効果を得る為に数回行う事をおすすめしています。
肝斑がありますが、I2PLはできますか?
まず、肝斑の治療を行ってから、I2PLやレーザー治療を行います。
施術時間はどの位かかりますか?
診療の状況により待ち時間が長くなる場合もございます。
治療範囲・施術内容によっても違いますが、目安として30分~1時間です。
美容点滴にかかる時間が知りたいのですが?
待ち時間もありますが点滴メニューそれぞれで違い、20分~1時間くらいです。
ハイドロキノン、トレチノインの塗り方を忘れてしまいました。
ハイドロキノン、トレチノイン療法のページへ。
挙式の予定があります。ケアシス・I2PL(フォト)を行なうタイミングはいつですか?
ケアシスは即効性があります。数日前に予定されると良いと思います。I1PL(フォト)はシミに反応すると一時的に濃く浮き上がります。大事なご予定が1ヶ月以内と近い場合は、後日改めて行なうのがベストです。
当日メイクして行ってもO.Kですか?
O.Kですが、診察・施術前にメイクオフが必要です。メイクせずに来院されるとスムーズです。一部分のみ照射のレーザーではその部分のみのメイクオフでかまいません。
メイクして帰れますか?
殆どの施術は、翌日からのメイクが可能です。
CO2レーザー後の診療はいつですか?
3~4日後です。施術後は少し穴の開いた状態となり、軟膏・テープ保護をしていただきます。レーザー後の診察で、それからのケアが決まります。
脱毛は何回くらい必要ですか?
毛根の活動サイクルに合わせて5~7回必要です。
予約はいつとれますか?
I2PL・ケアシス・ピーリング:火・木・土の午前中(火曜日のみ15時30分も可能)
レーザー・ヒアルロン酸・ボトックス等:木・土の午後となっています。

※完全予約制となっていますので、お電話で予約をおとりください。

さまざまな 民間療法がありますがどうなのでしょうか?
顔の乾燥には100%ヒアルロン酸がお勧めです。
乾燥時には尿素とグリセリンのみで自作する(美肌水:今井龍弥医師考案)というローションが使いやすいと思います。
入院期間はどれくらい必要ですか?仕事の休業の問題や金銭的問題もあります。

目安としては、重症者で2ヶ月~3ヶ月の入院期間を考えて頂きたいと思います。今までの経験から、3ヶ月の期間があれば、リバウンドがあったとしても改善できます。
非常に早く改善される方では、1ヶ月できれいになり退院できる方もいますが、逆に比較的軽症なのに治りが悪いという方もまれに経験します。
会社等にお勤めで社会保険に加入されている方は、入院のために働けなかった期間について、健康保険に傷病手当金を申請することが出来ます(支給開始から18ヶ月間が限度)。事業主負担はありませんので、職場に気兼ねする必要はないと思います。対象となる方は申請をすると良いでしょう。

生命保険を利用する場合は、アトピー性皮膚炎という疾患が幼少児から発病する事が多い疾患であるため、重症化した時期と保険に加入した時期との関係が問題になります。

健康保険は使用できますか?ステロイドは絶対使用しませんか?

当院は健康保険による診療を行っています。外来では高血圧や気管支炎等、一般的な疾患の患者さんを1日60名ほど診察しています。
外来でのアトピー性皮膚炎診療も行っており、軽症の方にはステロイド外用を使用することもありますが、入院でのアトピー性皮膚炎治療は、ステロイド抵抗性の慢性成人型アトピー性皮膚炎患者さんや、脱ステ治療、自然療法希望者を対象にしており、ステロイド・シクロスポリンの外用、内服は原則として使用しません。
例外的に、眼や耳の炎症には短期間局所的に使用することがありますが、全身のアトピー性皮膚炎が改善すると自然に収まりますので、長期に使用することはありません。抗アレルギー剤・漢方・非ステロイド外用など健康保険薬で治療します。

食事は管理栄養士が管理し、浴水はネイチャーサポート(株)がアドバイスやサポートをしてくれています。
食事と入浴をきちんとしていれば、薬はほとんどいらなくなります。
看護スタッフも重症アトピー性皮膚炎の看護に習熟しています。

3ヶ月も入院するのは経験がなく心配です。
アトピー性皮膚炎で引きこもりが長く、入院での人付き合いも心配です。

入院される患者さんは、10代後半から30代の若い世代の方が大半です。重症の慢性アトピーである方がほとんどで、皆さん様々な療法を試した末に当院へやってこられます。
大半の方は、大なり小なりのコンプレックスや、人間関係への不安を持っておられますが、同じアトピー性皮膚炎患者同士なので、共通の悩みを抱えていて話がしやすいようです。当院にはカウンセラーが常勤しており、個別カウンセリングの他、皆さんが飽きないようなイベントを企画してくれています。体育館を借りてソフトバレーや、野外レクリエーション、ゲスト講師による面白いレクチャーも好評です。

みなさん、症状が良くなっていくのにつれて気持ちも積極的になり、将来に明るい展望を持つことができます。就労や結婚を諦めていた方も自信がでてきます。
高校を中退して外に出られずに引きこもりになり、毎日親と口論が耐えなかった方が社会性を取り戻して親子関係が改善した例もありました。親御さんが一番喜んでいました。

院長である私も高校時代6ヶ月以上の入院生活を経験し、高校3年生を3回やることとなったのですが、この入院経験で人生観が変わり、以後の人生で大変得をしました。
入院される患者さんにも、さまざまな機会や情報を提供して、人生観を見つめなおすお手伝いができればと思います。入院患者さんの感想文を読んでいただければと思いますが、みなさん入院生活を楽しんでいます。

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