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症例:28 65歳男性 入院期間*2016年6月~8月

2016.08.25症例ブログ

乳児期発症のアトピー性皮膚炎に苦しんでいたスポーツマン

入院までの経緯

出生後、粉ミルクで湿疹が生じその後慢性化した。学童期は頚部、顔にアトピー性皮膚炎がありステロイドを外用。
学生時代は全身に症状が出ていたが、ステロイド外用治療を受けていた。
運動系の部活動を行っており、特に夏は発汗で悪化する傾向にあった。ステロイドはマイルド~ベリーストロングタイプを使用しコントロールしていた。
スポーツに関わる職業に就職後、45歳ごろからステロイドを使用しても悪化傾向になり、鍼灸、イソジンを併用しながら対応。
55歳からは食事療法・民間療法で改善し、ステロイドを止める事ができていた。
しかし、2015年からプロスポーツチームのコーチになり発汗が増加。2016年3月 顔からアトピー性皮膚炎が悪化し始め全身に拡大し、悪寒を伴うようになり日常生活さえ困難になって当院に入院した。

検査データの見方はこちらのページをご覧ください。

入院後の経過

入院時には全身性の紅斑、角化落屑、苔癬化を伴う病変と額の脂漏性変化、膝裏のビランを伴う最重症アトピー性皮膚炎が認められ悪寒が生じていました。
入院治療にて明確な改善が得られ、入院から1ヶ月でTARCは1/5に低下。3ヶ月目には自覚症状POEMもほぼ正常値にまで低下しました。
血液検査のIgEは上昇していますが、本来IgEは皮膚炎のマーカーではなくおよそのアレルギーの傾向を表すもので、半年から1年で低下するケースも多くみられます。
退院後はコーチ職に復帰。国内外への遠征が多いためバイオ入浴や食事療法の実践には苦労があるものの、厳しいプロスポーツの世界で活躍なさっています。

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