治療の現場から

       

生後間もなくからステロイド使用の重症アトピー 退院時には薬が一切不要に! 症例:11

2013.09.30治療の現場から

41歳 男性 入院期間2013年7月~9月

顔1#11

顔2#11

入院までの経緯

生後すぐに乳児湿疹を生じ大豆アレルギーと診断されて、ステロイド軟膏による治療を行った。

幼児期は、ミネラル水で一時的に改善した事があったが、湿疹は慢性的に持続。
プールでは痒くなるが、海水浴では良くなった経験がある。

腕1#11

腕2#11

学童期は全身にアトピー性皮膚炎が生じ、給食もやめていた。
中学時代は部活をするようになってでやや改善し、皮膚炎は全身性ながら軽めだった。

高校ではステロイド軟膏を使用しコントロール。就職後、症状が悪化したためステロイドの強度を上げてコントロールしていた。

膝1#11

膝2#11

入院の約1ヶ月前にあたる2013年6月上旬から脱ステしたものの、リバウンドが強くインターネットで当院を探し当て受診し入院となった。

検査データの見方は掲載症例の見方をご覧ください。

検査結果表#11

入院後の経過

入院後は、当院での非ステロイド治療を開始するとともにバイオ入浴も開始し、入院直後から毎日4~5時間入浴するようになると、数日後には顔のカサブタも剥がれ、足からの滲出液も止まって順調に回復していきました。

かかと1#11

かかと2#11

TARCは1ヶ月で12分の1まで低下。バイオ入浴は脱ステのリバウンドを一気に抑制しています。

生後間もなくからステロイド外用を使用していた患者さんですが、ノンステロイドのみならずノンドラッグを達成しており、肌も全くの健康人のように戻っています。

バイオ入浴の可能性が見えてくる症例です。

【生後数ヶ月からステロイドを使用していた他の症例】
最強ステロイドも歯が立たなかったアトピーに伴う結節性痒疹が普通肌に 入院期間:2014年11月~2015年1月:症例17

11歳 痒疹(ようしん)を交えた重症小児アトピー 強い痒みを乗り越えて改善 入院期間:2014年6月~8月:症例18

念願の脱ステを達成して職場復帰 入院期間:2018年2月~4月:症例37

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